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中国 の記事

なぜ中国政府は劉暁波の平和思想を受け入れられなかったのか?中国法から考える(高橋)

2017年07月31日

中国法の専門家である高橋孝治氏よりご寄稿をいただいた。平和的な政治改革を迫る劉暁波の思想はなぜ中国政府に受け入れられなかったのか。そもそも劉暁波氏と中国政府の間では「民主」「人権」「憲政」といった用語の定義から大きく異なっており、両者には歩み寄る余地がなかったと分析している。


【追悼・劉暁波氏】劉暁波「08憲章」の法思想

2017年7月13日、ノーベル平和賞受賞で有名な劉暁波氏が亡くなった。劉暁波氏は中国の民主化を訴え続けた人権活動家であり、多くの著作を残している。これら著作の中で最も有名なのが2008年12月9日に公開された「08憲章」であろう。ここでは、劉暁波氏が遺した「08憲章」に流れる法思想を見ていきたい(註1)。

ブログもSNSも取材は禁止、人民日報のコピペだけにしとけ=中国政府の新ウェブメディア規制(高口)

2017年05月06日

2017年5月、中国国家インターネット情報弁公室は「インターネットニュース情報サービス管理規定」改訂版を発表した。「ブログもSNSも取材はあかん、コピペ推奨、ただし人民日報とかだけね」という新たな規定が盛り込まれている。

「中国モバイル決済の発達ぶりにビビる日本人」中国ネットユーザーの反応(高口)

2017年05月05日

先日、人気サイト「市況かぶ全力2階建」の記事「凄い勢いで進む中国のキャッシュレス社会、既に想像の遥か上に到達」がバズりました。中国ではアリペイ、ウィチャットペイなどモバイル電子決済がいかに普及しているかというツイートを集めたまとめです。

このバズりが中国メディアの目にとまり、複数の中国のネットで紹介されています。例えば第一財経の「中国移动支付震惊日本网友 为什么美国也落后那么多?」とかですね。大手ポータルが転載し、バイドゥ
ニュースのトップに上がるなどかなりの注目を集めているよう。というわけで、記事やSNSのコメント欄を適当に眺めて目にとまった中国人の反応をざっくりとご紹介します。

検閲には困ってない?!中国コンテンツ企業の意外な本音(高口)

2017年05月04日

中国コンテンツの検閲問題について、ついついNGワードや細かい規定が話題となりがちなのですが、むしろジャンル規制こそが課題なのかもしれません。

2017年5月2日、「超加速世界!激アツ!!深圳現地レポ」というイベントに登壇させていただきました。しつこく自著『現代中国経営者列伝』を宣伝させていただいたのですが、観客の皆様には石を投げられることもなく、暖かく迎えて頂きました。

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イベント中、中国ゲームの規制が話題に上がりました。「英語の使用が禁止されたため、STARTとはかけずに開始と表示しなければならない」「使ってはいけないNGワードが指定されているが、何が使ってはいけない言葉なのかは政府は公開していない」といった類の話です。

UPQ問題から考える「信頼」の日本モデルと中国モデル(高口)

2017年04月29日

日本家電ベンチャーのUPQ(アップ・キュー)が販売したディスプレイの「仕様誤表記」問題が話題になっています。すでにさまざまな記事が出ているこの話題に触れるつもりはなかったのですが、今日、ツイッターのタイムラインで以下のようなやりとりを見かけました。


政府に逆らうと「住宅ローンの利子があがる」?ビッグデータで新型監視社会を目指す中国(高口)

2017年04月28日

ここ1、2年、「ビッグデータ」という言葉が話題ですが、じゃあ具体的にビッグデータで何が起こるのか、何ができるのかというのはまだまだよく分からないという人がほとんどじゃないでしょうか。ですが、お隣の中国ではちょっと信じられないような勢いでビッグデータの活用が進んでいます。

中国憲法は今年改正されるのか?改憲で“習近平皇帝化”に布石(高橋)

2017年02月25日

2017年3月5日から、中国では全国人民代表大会(全人代)が開幕します。これまで中国の国家主席は在任中に必ずと言っていいほど憲法改正をしてきました。日本では憲法改正というと一大事ですが、中国では憲法改正は頻繁に行われてきました。

しかし、習近平はいまだ憲法改正をしていません。むしろ「習近平はなぜ憲法を変えないのか」が話題になるほどです。そろそろ中国憲法は改正されるのかについて考えてみたいと思います。

二重国籍を許さない中国の国籍法、それでも突破口を見つける中国人のトンチ(高口)

2016年09月19日

先日、日本在住の中国人ジャーナリストの方と、話題の蓮舫さん話をしていたところ、驚くような話を聞きました。

曰く、「日中国際結婚カップルが日本で出産すると、子どもは日本国籍しかもらえない。中国で出産すると、二重国籍になる」、と。

いったいどういうことなんでしょう?

*ご指摘いただき、記事を修正しました。



【動画】貞子が八路軍に加入し日本軍を成敗、進化続ける中国ネットドラマ(高口)

2016年06月26日

レコードチャイナに「【動画】主人公は中国色に染まった貞子!中国のドラマで抗日戦士に!」という記事が掲載されていました。

 この動画は「人民の貞子」とのタイトルで紹介されており、日本のホラー映画に登場する貞子が主人公を務めている。日本軍との戦いで得た戦利品の映画を中国の兵士が視聴した際、画面から貞子が現れる。通常なら悲鳴が上がるところだが、中国の兵士らは貞子を日本軍の被害者と勘違いし、仲間に迎え入れる。その後中国の兵士が日本軍の襲撃に遭い全滅すると、憤慨した貞子が復讐を実行する。貞子はどうやら日本軍の秘密兵器だったようだが、日本兵の前に現れた貞子の心はすでに中国に染まっており、その場にいた日本兵をせん滅し、「ほえろ正義の弾丸、復讐せよ人民の貞子!」と結んでいる。

 

「日本コンテンツ@中国」、日本マンガ学会著作権分会でお話してきました(高口)

2016年02月24日

2016年2月23日、日本マンガ学会著作権分会で講師を務めさせていただきました。中国人亡命漫画家の辣椒(ラージャオ)も一緒です。

「中国のマンガ・アニメ事情」というお題をいただきましたので、「中国における日本コンテンツの存在感」について話しました。「中国人はみんな日本アニメにどっぷりや!中国政府の規制でテレビからは追い出されたけど海賊版があったからみんな日本アニメを見まくっていたんや!」という、よくある誤解の批判を念頭にしたお話でして。テレビで流通した時代には誰もが知っている国民的コンテンツがごろごろ存在していたのに、海賊版DVDの時代になると流通タイトル数は増えたにもかかわらず、オタク的人気はあってもマスの人気はからっきしになったこと、ネット配信でちょっぴり巻き返したけどもまた規制されるかもね云々といった内容です。

ニートが村を豊かにした……中国版「三年寝太郎」物語とインターネットショップ村(高口)

2016年01月06日

中国の「淘宝村」(インターネットショップ村)をご存知ですか?

淘宝とは中国EC最大手アリババが運営するネットショッピングモール・サイト。その淘宝がネットショッピング・ビジネスが超盛んだと認定した村のことを「淘宝村」と言います。ネット百科辞典「百度百科」によると、「全世帯数の10%以上のネットショップがあること」「取引額が年1000万元(約1億8000万円)以上」という条件があるのだとか。2013年に20の村が初めて淘宝村に認定されました。2014年には淘宝村の数は200を超すまでに増えています。

先日、NHKの番組「Asia Insiht」で最古の淘宝村の一つ、江蘇省徐州市睢寧県東風村が紹介されていました。人口5000人の村に、家具を製造、販売するネットショップが2000以上もひしめきあっています。

自撮り神器、切符略奪神器、部屋揺らし神器……中国の神ガジェットの数々(高口)

2016年01月05日

「神器」という中国語があります。日本語に訳すならば「神ガジェット」でしょうか。今回の記事では数々ある「神器」をご紹介します。

日本でも話題になった「神器」といえば、カシオのデジカメ「EX-TR」シリーズ。「自拍神器」(自撮り神器)と呼ばれています。

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あなたの知らない中国新常識「転んだ老人を助けると訴えられる」は事実だったと人民日報(高口)

2015年10月17日

あなたの知らない中国新常識。

「転んだ老人を助けると訴えられる。」

これは2006年に南京で起きた彭宇事件がきっかけになって広まった、中国の新常識です。バス停で転倒したおじいさんを助け起こした親切な青年、彭宇くん。ところがおじいさんは感謝するどころか、おまえが突き飛ばしたんじゃ!と告訴。裁判所も「君が突き飛ばしたんじゃなけりゃ、助け起こす理由はないよね?だから有罪」という驚異の一審判決を下し、大変な話題となりました。

その後、「本当は彭宇くんが突き飛ばしていた。彼が一審判決後にネットマーケティング企業に依頼して事件を大騒ぎにして無罪を勝ち取ろうとしていた」などという裏話も出て、大変カオスな状況となっているのですが、ともかく「転んだ老人を助けると訴えられる」は中国の新常識として定着してしまったわけです。なので善良な人でも助けおこさないとか、助け起こす前に現場写真をスマホでとっておいて、自分の責任じゃないという証拠を確保してから助け起こすとか、人情砂漠な状況に。

スパイの定義わかりますか?中国「反スパイ法」と特定機密保護法の共通点

2015年10月16日

中国で日本人が「反スパイ法」容疑でとのニュースが話題になっている。日本がスパイ行為を行ったのか?どんな行為を?あるいは中国のでっちあげか?などなどさまざまな憶測が飛び交っている。だがそもそも中国ではどのような行為がスパイと見なされるのだろうか。本稿では「反スパイ法」の条文から「中国におけるスパイとはなにか」を考えてみたい。

中国にも選挙はある!私が目撃した独裁国家の選挙(高橋)

2015年10月15日

「中国には選挙がない」とはしばしば聞く話ではないだろうか?

だがこの言葉は正確ではない。実は中国にも選挙“制度”はちゃんと存在しているのだ。どんな選挙制度が存在するのか、そしてそれにもかかわらずなぜ「選挙がない」ように見えるのか、考えてみたい。

新型iPhone発売という世界的お祭り、その裏に透けて見える中国社会(高口)

2015年09月24日

ニューズウィークに寄稿しました。

iPhone 6s、中国人は「ローズゴールド」がお好き

毎年定番のiPhoneネタ及び今年の新トレンド、そしてiPhone狂騒曲を通じて見えてくる中国社会のメンツ消費&税金問題を取り上げました。


今や年に一度の世界的なお祭りとなったアップルの新型iPhone発売日だが、iPhone 6sとiPhone 6s Plusの発売がいよいよ明日に迫った。中国でも米国や日本と同じタイミングで発売される。毎年似たような騒ぎが繰り返されるだけに、原稿を使い回してもバレないのではないかと邪心がよぎるほどの定番イベントだ。来年以降もしっかりと使い回せる、永久保存版の原稿をお届けしたい。

続きはニューズウィークのサイトでご覧下さい。

習近平体制の「ステマ」プロパガンダと「反・反体制」のキーボード戦士たち(高口)

2015年09月17日

ニューズウィーク日本版ウェブコラムを更新しました。
 
なぜ政権寄りのネットユーザーが増えているのか
習近平体制の「ステマ」プロパガンダと「反・反体制」のキーボード戦士たち


2015年9月11日、中国共産党中央政治局常務委員会で「社会主義文芸の繁栄・発展に関する意見」が可決された。プロパガンダの担い手となる作家の育成、支援を指示する通達だが、その中に「大々的にネット文芸を発展させよ」という文言がある。ネット作家、ネット漫画家、ネット評論家はすでに、中国共産党のプロパガンダを担う重要な一角を占めているわけだ。

筆者はこの9月に、習近平政権のネット世論対策と中国社会の変化を描いた著書『なぜ、習近平は激怒したのか――人気漫画家が亡命した理由』(祥伝社新書)を出版した。同書にも詳述したが、ここでは「ネット文芸プロパガンダの今」と「中国ネットのムードの変化」を紹介したい。

続きはニューズウィークでご覧下さい。


 

漫画を描いていたら祖国に捨てられました……中国人「亡命」漫画家・辣椒とは(高口)

2015年09月11日

2015年9月2日、拙著『なぜ、習近平は激怒したのか 人気漫画家が亡命した理由』が発売されました。かつて「中国を変えるのでは?!」と期待を集めていた中国のネット世論。それがなぜわずか数年で見るも無惨に衰退したのかという問いを切り口として、習近平体制の性格と中国社会を読み解く一冊です。

同書でイラストを提供してくれたのが中国人風刺漫画家にしてネットオピニオンリーダーの辣椒。各章冒頭にはインタビューも掲載しています。この記事では彼について紹介したいと思います。

江沢民復活!葬式イベント出席で健在アピール=対照的に老いゆく胡錦濤(水彩画)

2015年09月10日

江沢民が葬式に出た出ないで騒いでいるのは多分日本でもそうそういないでしょうが、とりあえずお知らせしておきます。

張震同志の遺体、北京で火葬(新華社 2015/9/9)

新華社の報道で「江沢民、胡錦濤らが、葬送曲の元、ゆっくりと歩いて張震同志の遺体の前に立ち、張震同志に3度頭を下げ……」とあったので、驚いて『新聞聯播』を見に行ったら、確かに列席していました。

中国ではなぜ爆発が続くのか?チャイナボカンとメディア・バイアス(高口)

2015年09月10日

ニューズウィークに寄稿しました。

天津爆発事故後も相次ぐ「爆発」は江沢民派の反撃か


・天津爆発事故のその後(不十分な事故原因究明と完璧すぎる世論対策)について。

・中国で「爆発事故」が頻発しているようにみえる、中国はなんでも爆発するお国柄(=いわゆるチャイナボカン)の裏側に潜むメディア・バイアスの問題について

 の2本立てです。よろしくお願いいたします。

 

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