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教育 の記事

成績と引き替えに性的関係を強要=中国人留学生脅迫の大学教員を解雇―オーストラリア

2010年09月05日

2010年9月3日、中国新聞網は記事「成績と引き替えに性的関係を中国人女子留学生に強要=オーストラリア大学教員を解雇」を掲載した。

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*写真は中国・天津市、南開大学。

9月2日、オーストラリアの反腐敗・犯罪委員会は、昨年、留学生に性的関係を強要したとしてカーティン大学を解雇されていたナスル・アリが、その後、マードック大学で教職についていたことを議会に報告した。

むやみな大学定員拡張でダメ学生量産=中国も「大学全入時代」に突入

2010年08月27日

8月も半ばを過ぎた今、ようやく中国では大学入試の最終結果が発表されています。学校は9月から新年度なので、最後の最後に決まった人はばたばたとするでしょうね。

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*写真は天津市南開大学。



さて、中国の大学生といえば、「苦労をものともせず、朝から晩まで猛勉強。スーパーフリーな日本人学生に爪の垢を煎じて飲ましたい!」と思っている方、結構いるのではないでしょうか。ご安心ください。中国人の学生もぴんきり。日本と同じく、ダメなやつはちゃんとダメですよ!

なんでそんなことになるのかというのが今回のネタです。

<舟曲土石流>被災地受験生は全員大学合格!「いきすぎた」優遇措置に批判高まる―中国・甘粛省

2010年08月21日

先日、記事「<舟曲土石流>死者は1287人に=写真で見る災害の傷跡」に、「現地の被災した学生は高考(だったかな)で優遇されるそうですが、法的にアリなんですかね」と「りえたん」さんからの質問をいただきました。「高考」は中国の大学入試ですね。私も知らなかったネタなので勉強になりました。今回はこのお話を。

20100819_zhouqu219日、甘粛省は大学入試合否結果を発表しましたが、舟曲土石流被害地域の受験生については合格ラインを下げる優遇措置を行ったとのこと。結果、受験生824人全員が大学に合格しました。(19日付西部商報参照)

中国の大学入試は日本のセンター試験にも似た統一試験「高考」一発勝負。その後、点数に応じて合否が決まるのですが、大学のランクによって、事前募集(軍や警察関係などの特殊な大学)、本科1期から3期、専門科1期と2期、6段階に分けて合否が判定されます。

お粗末な「科学技術立国」日本=教育でも中国に負ける日は近い

2010年08月04日

先日、中国高官が「中国のGDPはすでに日本を抜き、世界第2位となった」と発言し、話題となった。もっとも二桁成長を連続する中国と相変わらず「失われた20年」が続く日本では、逆転は時間の問題でしかなく、驚くべきことではない。



※動画は当記事とはあまり関係ありません。

問題は、中国を目の前にして日本はいかに生きのびるべきかにある。教育に力を入れ「科学技術立国」になるべき、との主張をしばしば目にするが、現実はお粗末きわまりない。文科省の統計ではGDPに占める政府の教育費支出はわずかに3.3%(2010年版、PDF)。経済協力開発機構(OECD)平均の4.9%から大きく遅れをとっている。

一方、中国では学費、住宅購入費、医療費が人生の三つの悩みと言われ、「財政の教育支出が足りない」ことが問題とされてきた。ところがGDPに占める政府の教育費支出は3.48%(2008年)と日本とほぼ同水準。先月29日に発表された「国家中長期教育改革・発展計画綱要(2010~2020)」では4%という目標を掲げるなど、このままいけば日本を上回る計算となる。
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