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環境汚染 の記事

臭油魚に重金属カキ=銅濃度は安全基準の740倍に―広東省

2011年10月04日

2011年10月2日、中国新聞網は記事「広東省近海のカキ、銅濃度が基準値の740倍と専門家が指摘」を掲載した。

2010年広東省海洋公報によると、広東省近海にある排水溝の4割では基準値を超えた排水を垂れ流しているという。そのため近海海域の16%が汚染されている。中国科学院南海海洋研究所の黄小平研究員は重金属は海洋生物の腎臓、肝臓、生殖腺、エラなどに蓄積されると話し、市民がよく食べているカキに含まれている銅濃度は安全基準値の740倍、カドミウムで90倍になると指摘している。


上海碳火烧烤生蚝、海鲜2 / 中国北京-Beijing, China


【海底油田流出】新たな流出地点を確認=共同運営の外資系企業に批判集中

2011年08月13日

2011年8月12日、中国国家海洋局は、6月に流出事故が確認された渤海・蓬莱油田で新たな原油流出が確認されたことを明かし、外資運営企業である米コノコフィリップスを強く批判した。

蓬莱油田は中国東北部・渤海に位置する海底油田。中国海上石油と米コノコフィリップスが共同で開発していた。6月4日にBプラットフォーム付近の海底から漏出。6月17日にボーリング作業中のCプラットフォームで漏出する事故があった。当初は事故について一切報道されることはなかったが、ネット掲示板などでのタレコミ、暴露をきっかけに噂が広がり、事故発生からほぼ1カ月が過ぎた7月1日にメディアが報道。5日に中国国家海洋局が記者会見している。

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*画像は新安伝媒網の報道。蓬莱Bプラットフォーム流出地点を示す資料図。元の流出地点から10.8メートルの地点から新たに海底油泥が漏出している。


マンガン汚染で水道水利用禁止に=「風呂には使えるよ」→「肌からも吸収します」―四川省

2011年07月27日

2011年7月26日から四川省綿陽市では給水車が出動し、市民に水を配給している。干ばつが起きたため、ではない。その逆で大雨による洪水が原因で水がなくなるという、ちょっと不思議な自体となっている。27日付中国新聞網を参照した。

大雨が降ったのは21日、綿陽市を流れる涪江の上流でのこと。激しい雨により、アバ・チベット族チャン族自治州松潘県にある電解金属マンガン工場の鉱石くずが涪江へと流れこみ、川を汚染したのだという。

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*画像は中国新聞網の報道。

食糧増産と環境保護の間で=化学肥料施用量世界一の国・中国の現状―北京で考えたこと

2011年07月20日

食糧増産と環境保全の間で・・・中国での化学肥料、農薬使用

食料品価格の高騰が国全体のCPI(消費者物価指数)を牽引している中国経済。

「農民はまだまだ多すぎる」「都市化は進めるべき」との方針から、農業従事人口は減少傾向にありますが、農業にかかる圧力は減るどころかむしろ増えているようにも見えます。農業人口が減る中でどうやって増産するのか?やっぱり化学肥料をどんどん使っていくのか?農産品増産と環境保全、食の安全をどう両立させていくのか?多くの課題があります。

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*「日光温室」で農業が儲かる産業となった山東省寿光市。若者も就農するほどの活気だが、その農業手法が環境に与える負担も大きい(参照記事)。

*当記事はブログ「北京で考えたこと」の許可を得て転載したものです。

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