中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2010年11月16日
2010年11月15日
2010年11月15日
事件が起きたのは9月26日、河南省南陽市西峡県の西峡恐竜卵遺跡園入り口付近。西峡県気象局の禹相傑局長が運転する車が交通事故を起こし、付近を歩いていた農民が死亡した。史淑茹(81歳)さんとその孫・袁蔭(2歳)さん。それに王小女(56歳)さんの3人。禹局長はこの日、南陽市気象局の幹部を観光に連れて行くため、公用車で移動中だった。
2010年11月15日
76歳の農民、当局執行者に平手打ちされる=息子の薬代のためにさつまいもを売っていた(2010年11月10日大河網)
張全会さん(76歳)とその妻・陳桂香さん(76歳)。河南省鄭州市中牟県に住む農民である2人は、収穫したサツマイモとニンジンをロバが引く車に乗せて、鄭州市市内までやってきた。移動にかかる時間はなんと8時間。8日早朝に出発し、深夜にようやく到着したという。その夜は道ばたで眠り、9日早朝に市場にやってきた。
ところが市場入り口まで来た時、事件が起きた。突然、一台の城管(都市管理局、詳しくはこちらで)の車があらわれ、車から降りた40歳前後の城管局員が張さんのサツマイモを地べたに捨て始めたという。止めようとする張さんの顔を、局員は平手打ち。周囲の人々から「城管の車をぶち壊せ」などと怒りの声が上がると、車に乗って逃げ出していった。
張さんの話によると、前回、野菜を売りに来た時にもこの局員と会ったという。ロバが引く車を炉端に止めて、市場入り口で食事をとっていたところ、この場を立ち去れと言ってきたのがこの局員。張さんと口げんかになったことが今回の事件のきっかけではないかと話している。
今回運んできた野菜はサツマイモ、ニンジン、ジャガイモなど400キロあまり。売値は全部で500~600元(約6000~7200円)になる。76歳という高齢ながらもはるばる8時間もかけて、野菜を売りに来るのは息子の薬代を稼ぐため。自宅には2年前に転んでから動けなくなってしまった息子がいると張さんは話した。
事件後、張さんは問題の局員を捜し回った。だが、それは仕返しをするためではないという。「あの城管局員に恨みがあるわけではないんです。ただ、うちの家の事情を話して、理解してもらいたい。どこの家にだって苦しい事情はあるでしょう。私たちは鄭州市に来て、少しでもいい値段で野菜を売りたいだけ。動けなくなった息子の苦しみを減らしたいだけなんです。うちの畑にはまだ大根があります。また売りに来ますから」と話した。
2010年11月10日
中国語で“光棍”は「樹皮を剥いて作られた棍棒」を意味し、これでは後世に樹木の子孫を残すことはできないことから転じて「独身者」を表す。これに「節句」とか「記念日」を表す“節”を付けて、“光棍節”は「独身者の祭り」を意味するのである。今では恋人いない人々が集結し、わいわい騒ぐといった過ごし方が多いもよう。
“光棍節”の起源には諸説ある。1990年代に南京の大学生たちが恋人のいない“光棍(独身者)”をからかって“光棍”を祝う祭りを行ったのが始まりで、これらの大学生たちが卒業して社会に出たことで世間に広まったというのが通説である。それが2000年以降徐々に社会に定着するようになり、2005 年頃からは全国的なものとなった。
今では中国でも“情人節(バレンタインデー)が定着し、2月14日当日に向けて「愛の告白グッズ」の商戦が盛んだが、これと同様に11月11日の “光棍節”が近付くと「独身者」を対象とする特売広告が氾濫し、商店やネットショッピングで激しい販売競争が展開されるのである。
では、何で11月11日が“光棍節”となったのか。その理由は簡単で、11月11日には数字の「1」、即ち「棍棒」が4本もあるからである。
独身者集まれ!大盛り上がりの“光棍節”(北村豊の「中国・キタムラリポート」日経ビジネスオンライン)
*太字はChinanews
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