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記事:明天会更美好 の記事

「中国式原発は日本よりも安全」原発推進路線を堅持する中国―翻訳者のつぶやき

2011年05月19日

原発推進の先頭に立とうとする中国

未だ収束の兆しさえ見えない福島原発の事故。これまで何回も取り上げてきましたが、中国政府も、日本の原発事故対応を注視しています。


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さて、最近の中国メディア報道では、中国原発を評価する論調が目立っています。「中国の原発では、福島原発のような事故は起きない」と強調しているのです。

*当記事はブログ「中国語翻訳者のつぶやき」の許可を得て転載したものです。

スキャンダルまみれの少林寺=MBA住職の“暴走”―翻訳者のつぶやき

2011年05月14日

ひさしぶりというか……。やっぱり出てきました。この人。少林寺方丈の釈永信氏が最近、マスコミをにぎわせています。

一昨年の記事「少林寺の変化」では、少林寺の最高責任者「方丈」である釈永信氏が、さまざまな手段を利用して、少林寺の「商業化」を進めていることを紹介しました。少林寺を株式会社化しようと試みたり、カンフーショーを世界的に展開したりなどなど。

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*釈永信氏。中国新聞網の報道

*当記事はブログ「中国語翻訳者のつぶやき」の許可を得て転載したものです。

日本被災地でも活躍(?)パフォーマンス慈善の大富豪が流した涙―翻訳者のつぶやき

2011年05月11日

「中国首善」の涙

記事「日本でも活躍!あの「中国一の慈善家」に疑惑浮上」では、派手なパフォーマンスで有名になった中国人慈善家・陳光標氏の「疑惑」について紹介しました。存在しない団体への寄付、寄付金の水増し、慈善活動はビジネス拡大のためだったなどの疑惑が報じられています。

その後、陳氏はCCTVの対談番組「面対面」に出演。40分間にわたり、疑惑にかんする質問に答えました。
(*CNTVのアーカイブ放送)

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*画像クリックでCNTVのアーカイブへ。

*当記事はブログ「中国語翻訳者のつぶやき」の許可を得て転載したものです。

新疆から連れ去られた子どもたち、その数は5万人に―翻訳者のつぶやき

2011年05月10日

守られるべき子供の人権

ここのところ、国内メディアでよく取り上げられる話題があります。それが、全国の都市に散らばっている新疆出身の浮浪児を引き取って故郷に返そうというキャンペーンです。

実のところ、中国各地で新疆出身の浮浪児がたむろしている問題は、1990年代からずっと注目されてきました。しかし、ここ数年、注目がさらに高まっています。子どもたちは新疆から連れさられ、黒社会(マフィア)などによる暴力や脅迫の下、窃盗や略奪、強奪などの違法犯罪に手を染めることが多かったのです。このようなケースが常態化し、都市の治安維持の観点から見ても大きな問題になっていました。


Curiosity / sherpas428


*当記事は5月9日付ブログ「中国語翻訳者のつぶやき」の許可を得て転載したものです。

日本でも活躍!あの「中国一の慈善家」に疑惑浮上―翻訳者のつぶやき

2011年05月08日

「中国首善」の苦悩

大々的な慈善パフォーマンスで日中共に一躍有名になった中国人実業家陳光標氏。その少々行き過ぎたやり方に中国では賛否両論集まっているということを、以前の記事「暴力慈善」「『お金の使い方』を知らない中国人」でご紹介しました。その陳光標氏ですが、最近同氏を取り巻く状況に暗雲が立ち込めています。
(東北関東大震災被災地での奇抜パフォーマンスについては記事「「中国一の慈善家」のパフォーマンス慈善=中国ネット民からも批判」を参照)

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*四川地震被災地にたたずむ陳光標氏。中国新聞網の報道。

*当記事はブログ「中国語翻訳者のつぶやき」の許可を得て転載したものです。

「文化大革命の負の遺産」重慶の革命歌教育を温家宝首相が批判―翻訳者のつぶやき

2011年05月07日

太子党の野望と温家宝総理の嘆き

皆さん「作秀」という中国語をご存知でしょうか。「秀」は英語の「Show」の中国語訳。そのままの意味では「ショーを行う」となりますが、転じて 「作表面文章」、つまり「(裏に真の意味があるにもかかわらず)見た目だけのパフォーマンスを行う」という意味にも使用されます。

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*薄熙来重慶市党委書記。中国新聞網の報道。


*当記事はブログ「中国語翻訳者のつぶやき」の許可を得て転載したものです。

野菜価格暴落に農家は悲鳴=政府は対策として流通改革に取り組み―翻訳者のつぶやき

2011年05月02日

野菜価格の暴落と中国政府の対応

現在、中国で注目されている問題に、全国的な野菜価格の下落があります。

今年3月に入り、市場に大量の野菜が出回り、供給過多になってしまったのが原因です。このため野菜価格は急落、農家は売れば売るほど赤字になるという悲惨な状況で、泣く泣く野菜を大量処分するケースも出ています。

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ショベルカーでキャベツを処分する農家。中国新聞網の報道。

*当記事はブログ「中国語翻訳者のつぶやき」の許可を得て転載したものです。

著作権侵害取り締まりに動いた中国政府=検索最大手・百度に批判集中―翻訳者のつぶやき

2011年04月29日

追い込まれる百度

このところ中国政府は、著作権対策に力を入れています。

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百度文庫

その標的になっているのが「百度(バイドゥ)」です。「百度」は中国最大の検索サイトであり、ニュースやウィキ、MP3配信サービスなど数多くのコンテンツを展開しています。昨年のグーグル中国の撤退以降、中国の検索サイト市場を独り占めしていました。

*当記事はブログ「中国語翻訳者のつぶやき」の許可を得て転載したものです。

蔓延する闇臓器移植=急がれる正規ルートの整備―翻訳者のつぶやき

2011年04月28日

臓器提供をめぐる激しい議論

中国では移植として提供できる臓器が不足しているため、毎年わずか1%前後の患者しか移植ができておらず、これが中国において臓器の違法取引が横行している原因となっていることを以前ご紹介しました。 実際に、臓器不全の病気などで移植を希望している患者は毎年約150万人いるのに対し、移植手術の実施例は1年でわずか1万1000例にとどまっています。
(記事「借金返済に腎臓売却=中国臓器売買の闇―翻訳者のつぶやき」、2011年4月20日を参照)


Doner_card (new style) / jack_pickard


しかし、今年に入っていわゆる「强行取肾(腎臓の強制摘出)」事件が大きな社会問題になってから、中国政府はこの状況に危機感をいだいています。

*当記事はブログ「中国語翻訳者のつぶやき」の許可を得て転載したものです。

「人民日報はウソばっかり」の誤解=中国メディアの正しい「読み方」―翻訳者のつぶやき

2011年04月24日

中国メディアのニュースの「読み方」

日本人による中国の論評を見ると、「新華社や人民日報のニュースはでたらめだ」という見解をよく目にします。さて、この見解は本当なのでしょうか。

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人民日報

私は、「半分当たっているが、半分は誤解である」と考えています。まがりなりにも13億の人口を抱える中国を代表する通信社、新聞社であり、世界中にニュース記事を毎日配信しています。「うそ」のニュースを報じ、報道倫理に反すれば、世界から厳しい目を向けられることは間違いないでしょう。

*当記事はブログ「中国語翻訳者のつぶやき」の許可を得て転載したものです。

相次ぐ食品安全問題に中国政府は危機感=課題は「信頼」の確立―翻訳者のつぶやき

2011年04月22日

食品品質に対する中国政府の危機感

ここのところ、中国国内では食品の品質に関わる事件が多発しています。いまだ解決できないメラミン入り粉ミルクの問題豚肉への「痩肉精」混入問題売れ残りのマントウに着色して再陳列していた問題、豚肉が一瞬にして牛肉に変わってしまう化学物質などなど・・メディアで次々と食品品質問題が告発されていました。このような異常事態に中国政府は危機感を強めています。


小猪猪 / schatznatasha


*当記事はブログ「中国語翻訳者のつぶやき」の許可を得て転載したものです。

借金返済に腎臓売却=中国臓器売買の闇―翻訳者のつぶやき

2011年04月20日

中国の臓器取引の闇

中国でこのところひっそりと注目されている怖い問題。マンガの中だけのようなことが実際にも起こりうるのだということを実感させてくれる出来事が最近ありました。それがいわゆる「强行取肾(腎臓の強制摘出)」事件です。

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大紀元の報道。


借金返済の為、売買業者へ連絡

国内のメディアはこのほど、ある26歳の湖南省出身の男性が今年1月、地下の臓器取り引きネットワークを利用して、自分の腎臓を違法売買したというニュースを相次いで報じました。

この男性は湖南省から、広東省の番禺に出稼ぎに来ていた労働者です。仕事のストレスから賭け事に没頭するようになり、昨年の10月に1万8000元(約22万8000円)の借金(大紀元によると2万4000元(約30万3000円))を抱えてしまいました。この借金を返済するため、彼は自分の腎臓を売買することを思いつきます。このため、地下の臓器売買業者と連絡をとったのでした。

*当記事はブログ「中国語翻訳者のつぶやき」の許可を得て転載したものです。

中国人研修生を救った佐藤充さんのエピソードはなぜ中国人を感動させたのか―翻訳者のつぶやき

2011年04月18日

佐藤さんのエピソードから中国人が学んだこと

皆さんも良くご存知かもしれませんが、東日本大地震による津波から中国人研修生を守った日本人佐藤充さんのエピソードが中国人の間で大きな反響を呼んでいます。

佐藤充さんは女川市にある佐藤水産株式会社専務。3月11日の震災時、宿舎に避難していた中国人研修生20人に「津波が来るのでもっと高台に行きなさい」と伝え全員を高台に避難させた後、家族の安否を確認するために宿舎に戻り、行方不明になったと伝えられています。


Aerial of Sendai, Japan, following earthquake. / Official U.S. Navy Imagery


*当記事はブログ「中国語翻訳者のつぶやき」の許可を得て転載したものです。

無人島の個人所有権解禁=その思惑とは―翻訳者のつぶやき

2011年04月16日

無人島の所有権開放の思惑

国家海洋局は4月12日に記者会見を開催し、中国国内で個人、企業が開発・利用可能な無人島の第1次リストを公表しました。リストで公表されたのは遼寧省、山東省、江蘇省、浙江省、福建省、広東省、広西チワン族自治区、海南省に属する計176の無人島で、これらの無人島に関しては、個人、企業に関わらず土地使用金を支払えば、一律土地使用権を取得することが可能となります。


island in the sun / Martin Lopatka


ただご存知の通り、中国では土地は国のものと定められています。取得といっても、あくまで地代に当たる「土地使用金」を支払って、「土地を利用する権利」を得るにすぎません。使用年限である50年を過ぎれば、返還しなければならないのは、他の土地と同じです。

*当記事はブログ「中国語翻訳者のつぶやき」の許可を得て転載したものです。

富裕化で増加した「すねかじり留学生」=在日中国人留学生の母親刺傷事件―翻訳者のつぶやき

2011年04月14日

留学に対する親の思いと本人の気持ち

中国人の富裕化に伴い、最近は多くの中国人学生が外国で留学をするようになり、一種の「留学ブーム」が起きています。そんな風潮に一石を投じる事件がありました。


Murder's weapon on the table / VanDammeMaarten.be


4月1日、日本に留学していた上海の学生が、学校の休みで帰国した上海浦東空港で母親と口論になり、ナイフで母親をメッタざしにして重傷を負わせるという事件が発生しました。日本華字紙の報道によると、この学生は空港で母親に学費を無心したところ、母親が拒否をしたためカッとなって刺してしまったとのこと。ちなみに年間で30万元(約388万円)から40万元(約518万円)を親は援助していたそうです。

*当記事はブログ「中国語翻訳者のつぶやき」の許可を得て転載したものです。

地方でも加熱する権力闘争=不可思議な市長解任劇―翻訳者のつぶやき

2011年04月13日

地方にも権力闘争か

新華社から4月11日、奇妙な速報が出ました。「中央紀律検査委、中央組織部の報告に基づき、改選時の規律に違反したため、山西省太原市の前市長である『張某』は太原市党委副書記、市長の職務を解かれるとともに、党内での厳重警告処分を受けた」と報じたのです。

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*今回免職された張兵生前太原市長

しかし新華社は3月30日の記事ですでに、「29日閉幕の第12期太原市人代第6回会議の席上、廉毅敏氏が太原市長に選出された」と報じており、時系列的に「何かあったな」と思わせる記事になっています。仮にも省都である太原市の市長を務めていた人物に、犯罪者の名前を公表する際に使われる「●某(なにがし)」を当てること自体異様であることは、誰の目からも分かるのではないでしょうか。

*当記事はブログ「中国語翻訳者のつぶやき」の許可を得て転載したものです。

原発と毒ギョーザ=今、思い出す中国食品の風評被害―翻訳者のつぶやき

2011年04月11日

風評を信じるのはやめよう。お互いに。

福島第一原発事故による放射能漏れで現在、世界中で日本の食品に対する信頼が落ちています。中国でも福島県産の野菜や畜産物、水産物から放射能が検出されたというニュースが、連日テレビを通じて伝えられており、人々の日本産の農産品に対する買い控えや様子見の雰囲気が現在中国国内でどんどん拡大しています。


Veggie Garden / taylorandayumi


実際に中国の国家品質監督検査検疫総局は8日、これまで規制していた福島、栃木、群馬、茨城、千葉の5県に加え、新たに宮城、山形、新潟、長野、山梨、埼玉の6県と東京都で生産された食品や食用農産物、飼料の輸入を禁止しました。

*当記事はブログ「中国語翻訳者のつぶやき」の許可を得て転載したものです。

「中国らしさ」が鍵!?前途多難な上海ディズニーランド―翻訳者のつぶやき

2011年04月09日

前途多難な上海ディズニーランド

上海ディズニーランドの着工式が8日、浦東で行われました。着工式ではミッキーマウスを初めとしたディズニーのキャラクターが中国服を着て勢ぞろいし、盛大なアトラクションが行われました。

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※着工式のアトラクションの様子

着工式に出席したウォルトディズニー社CEOのボブ・アイガー氏は、「今回上海に建設するディズニーのテーマパークは世界で一流の観光レジャースポットになるだろう。パーク内にはディズニーの伝統的なキャラクターだけでなく、最も中国の特色のある物語や美女も取り入れることになる」と述べました。

*当記事はブログ「中国語翻訳者のつぶやき」の許可を得て転載したものです。

【東北関東大震災】中国産野菜からも放射性物質検出=同情論から一転、強まる日本批判―翻訳者のつぶやき

2011年04月08日

日本の原発事故処理に対する中国の厳しい目

やっぱりと言いますか……。時間の問題と思っていました。

中国中央テレビは6日、中国国内の放射能の拡散状況について国家核事故応急協調委員会(原子力事故緊急対応調整委員会)の発表を報じ、「4月5日に北京、天津、河南などの地域で調査したホウレンソウの表面から超微量のヨウ素131が検出された」と伝えたのです。日本の福島原発事故によって漏れ出した放射性物質が、中国産の野菜から検出されたのはこれが初めてです。


Fukushima crisis 03 / midorisyu


「ホウレンソウの表面」からの検出であり、土壌や水が原因ではないのでそれほど心配する必要はないといえます。しかし食の安全と言うこともあり、中国中央テレビは、このニュースを「新聞聯播」の後の報道番組「東方時空」でも大きく取り扱いました。それだけ中国国内のマスコミにとっても、かなりの衝撃だったのでしょう。

*当記事はブログ「中国語翻訳者のつぶやき」の許可を得て転載したものです。

企業と政府の癒着と隠蔽体質=中国の公害克服への道のり―翻訳者のつぶやき

2011年04月06日

中国の公害克服への長い道のり

中国のめざましい経済発展の裏側で深刻化している問題。それは工場から排出される汚水やガスが人体に悪影響を引き起こす公害の問題なのは間違いないでしょう。これは日本が60年代~70年代の経済発展の中で経験してきた道でもあります。

中国で2000年以降クローズアップされてきているのは、子どもの鉛中毒の問題です。中国政府は1995年~2000年にかけて、国内の20近くの主要都市に住む1歳~12歳の児童1万4000人に血中の鉛濃度を検査したところ、かなり高い水準を示していたことを発見しました。

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※汚染があった問題の蓄電池工場

*当記事はブログ「中国語翻訳者のつぶやき」の許可を得て転載したものです。

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