中国成長率、6・1%に減速=92年以降で最低、金融危機響く-第1四半期
4月16日、中国国家統計局の発表。第1四半期のGDPが前年同期比6.1%。昨年の第2四半期から10.1%、9.0%、6.8%と右肩下がりに。輸出入額もマイナス24.9%。消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)もマイナス成長でデフレ傾向もまざまざ。
しかし国家統計局は「国内経済は減速圧力に直面している」とエクスキューズをいれつつも、「
成長は予想を上回った」とのコメント。中国メディアの論調も「筯长虽乏力 趋势定向上(成長力は乏しいが、上向きに)」といった当局コメントに沿った内容。これが大本営発表じゃないといいのですが。
こうなると問題は第2四半期。ここでも立ち直れないと、政府公約の「保8(8%成長維持)」が厳しくなります。8%を割り込むと雇用が減少し、社会秩序の維持ができなくなるとまことしやかに言われています。実際にはどうなのかわかりませんが、昨年末からタクシー運転手のストライキなどが相次ぎ、きな臭い雰囲気であるのは確か。しかもCPIが下がっているとはいえ、食品価格は上昇と貧乏人の懐を直撃しているのも嫌な感じです。
日本のお得意様でもある中国だけにウソでもいいから、V字回復を決めてもらいたいところですが。。。はてさて。