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今度は囲碁で年齢詐称!=信頼できない公文書―中国

2009年07月14日

7月9日付レコードチャイナ「<年齢詐称>少年卓球大会、参加者3割に疑惑=北京五輪金など他競技にも波紋―中国」ですが、なんと骨年齢検査の結果、「身分証と実際の年齢が合致しない」という驚くべき結果が判明、波紋を呼んでいます。事件の後、他の競技にも飛び火しそうだなと思っていたところ、なんとちょっと驚きの競技で年齢詐称が発覚しました。

それは囲碁。

13日付華商晨報によると、年に一度のプロ試験を申請した受験生のうち、骨年齢検査で実際の年齢よりも年上であると判明した十数人が受験資格を却下されたとのこと。

なぜ囲碁で年齢詐称?!と驚きましたが、プロ試験の受験資格は17歳以下という大変に厳しいもの。プロを目指す子どもたちにとっては年齢は死活問題なのだそうです。中国では「17歳という厳しい制限が詐称を生んだのでは」として規定変更を求める声もあがっているようです。

また骨年齢検査の正確性を問う声もあります。「最近の子どもたちは発育がいいので骨年齢検査では正確に測れない」ということだそうです。ただ少年時代の1年は実力が大きく変わるだけに中国棋院は「生年月日で17歳以下(2009年の場合、1992年1月1日以降生まれ)、骨年齢検査で18歳以下」という基準は崩さないとの姿勢を示しています。

冒頭でとりあげたレコードチャイナの記事では「中国ではスポーツ選手の年齢詐称が広く行われていると伝えられており、北京五輪で圧倒的な実力を見せつけた中国女子体操選手も疑惑の対象だった。中国側はパスポートと身分証明証を根拠に疑惑に反論したが、今回の国家卓球バトミントンセンターの措置は身分証が本当の年齢に合致していないケースが多々あることを示唆するものであり、波紋は他競技にも広がりそうだ」とのコメントがありますが、最も信頼性の高い公文書すら改ざんされているとなるともはや何を信じていいのやら。

中国スポーツ界(中国では囲碁も知的スポーツです)自身が自国の公文書の信頼性を否定するというすさまじい事態になるなか、今後も年齢詐称事件は次々と発覚しそうな気配です。


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