2009年10月31日、サッカーの中国スーパーリーグ最終節が開催されました。2位・河南建業と勝ち点では並びながら得失点差で首位に立っていた北京国安、最終節はホームで杭州緑城相手に4対0と完勝し、見事2009年シーズンを制しました。
・動画は北京対杭州。
首都のチームということもあり、北京は強豪というイメージでしたが、なんと中国プロリーグ発足以来16年目にして初の優勝とのこと。やじと荒っぽさで知られる熱い北京サポーターにとっては待ちわびたタイトルとなりました。
来年のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を手にした上位4チームは、北京国安、長春亜泰、河南建業、山東魯能の4チーム。今年、ACLに出場した上海申花は5位、天津泰達は6位と涙を飲みました。
一方、降格したのは杭州緑城(15位)と重慶力帆(16位)。杭州は終盤10節で1勝3敗6分という大ブレーキ。中位グループからずるずると後退し、無念の降格に。重慶は新型インフルエンザ禍に見舞われたものの、その後怒濤の3連勝。奇跡の残留に向け奮闘しましたが、あえなく甲級(2部)降格となりました。
順位表を見てもらえばわかるとおり、優勝争いに降格争い、そしてACL出場権争いと僅差の争いが続きました。中国代表の高洪波監督は平均的な選手ばかりでどんぐりの背比べになったと厳しいコメントでしたが、最終節まで手に汗握るでサポーターにとっては楽しいシーズンだったのではないでしょうか。
もっとも一応天津泰達を応援しているわたしとしては少し残念なシーズンに。ACLに参加するとあって元イタリア代表のトンマージを筆頭に大型補強でシーズンに挑んだ天津ですが、ACLでも力を発揮できず、リーグ戦は終盤で追い上げたとはいえACL枠に届かずという寂しい結果に終わりました。トンマージも今シーズンで引退を決めたということで、ちょっとがっくりしています。

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