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2010年07月18日
火災が起きたのは16日午後6時50分。大連新港付近に停泊中のリベリア船籍のタンカーからパイプラインを通じての石油積み卸し作業が行われていたが、添加剤を使用した時、陸上部分で大爆発が起きた。パイプラインが炎上し、激しい炎と煙が巻き上がる大事故となった。翌17日午前10時、ようやく火災はほぼ鎮火した。
鎮火後、問題となったのは汚染。火災で生じた空気汚染も深刻だが、原油が流出した会場汚染も深刻。清掃船が出動し、オイルフェンスや油吸収マットなどを使用して対策に当たっているが、汚染海域は広がり続け、18日18時時点で100平方キロメートル近くが汚染されたという。大連の海水浴場も汚染の危機があるという。
網易のパイプライン爆発事故特集サイトから
なんとも凄まじい絵なので、写真報道を見てください。
・爆発火災
组图:直击大连市大连湾附近输油管道爆炸
・海洋の汚染
高清:大连油管爆炸污染至少50平方公里海面
気になる原因ですが、いまだ不明とのこと。ただし原油の積み卸し作業中に起きた事故だけに、なんらかの人為的ミスである可能性が高そうです。