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「広東語守れ!」市民2000人の抗議集会(動画あり)

2010年07月26日

「中国語」というと、普通は北京語に近い「普通話(標準語)」を指しますが、各地域ごとに強烈な方言があるのがさすが中国、広大な国。

特に南部は隣村に行けば言葉が違うと言われるほどの差です。また広東語は文化先進地帯・香港の情報が流れ込むことから、他地域以上に自分たちの言葉に誇りを持っているのが特徴です。

その広東省で、テレビの広東語放送を取り止めるとの話が流れ、反発した市民が無許可の抗議集会を敢行する騒ぎに。財産や政治的権利を守るためではなく、広東語という文化を守るために立ち上がったというのは、きわめて画期的な出来事です。


26日付の香港各紙によると、中国南部・広東省の省都である広州市中心部の路上で25日、「広東語を守ろう」と呼び掛ける地元住民の集会が警察の許可を得ないで開かれ、2000人以上が参加した。

中国の少数民族地区では言語・宗教問題が原因で抗議行動がたびたび発生しているが、漢族の言語問題に起因する大規模な住民運動は珍しい。

広 州市の政治諮問機関・人民政治協商会議(政協)のある委員が今月初め、同市で11月にアジア競技大会が開催され、他省から多くの人が来訪することなどを理 由に、地元テレビの広東語チャンネルを標準語に改めるよう提案。これに反発する動きがインターネット上で広がり、海珠区の地下鉄駅前で自然発生的に大集会 が開かれた。

「広東語守ろう」で無許可集会=2000人以上が参加―中国・広州(時事通信) - Yahoo!ニュース


(chinanews)

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「広東語を守れ」顛末など - Living, Loving, Thinking
東方早報記事の紹介など。2010年7月30日追記。

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