2010年7月26日、コンピューター、スマートフォン専門メディアのマイドライバースは、中国聯通がiPhone3GSの価格を1000元(約1万2800円)引き下げると報じた。5月に続き2回目の値下げとなる。
昨年10月、聯通はアップルとiPhone販売契約を締結、3Gユーザー獲得の目玉商品として大々的に販売した。正式販売前から中国本土では輸入品のiPhoneが大人気。聯通も自信を持って販売権を獲得したはずだが、大誤算となったようだ。
料金の高さに加え、中国国内法の制限から無線LAN非搭載となったことが販売不振の要因となった。無線LANがなければ、iPhoneの魅力は半減する。アップルとの契約では年200万台販売を確約したというが、現時点での販売台数は70万台にとどまっているという。また中国国内分は無線LAN非搭載の特別仕様なので、在庫を他国にゆずることもできない。聯通に詳しい関係者は「15万台程度の在庫を抱えているのではないか」と話している。
アップルは新型のiPhone4を発売しており、中国でも8月中旬か9月初頭には発売される見通し。それまでに在庫を一掃する必要があるとのことで、聯通は5月に続き、再度、1000元の値下げに踏み切るもようだ(現時点で正式発表はない)。
なお、網易が実施した「無線LAN非搭載のiPhone、あなたは買い増すか?」というネットアンケートでは、87%が買わないと回答している(27日午前11時現在)。
(Chinanews)
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