• お問い合わせ
  • RSSを購読
  • TwitterでFollow

「立ち乗りチケット」計画の型破り中国航空会社の挑戦=片道4000円で航空市場に価格破壊

2010年07月28日

中国の格安航空会社・春秋航空による茨城空港・上海空港路線が開設した。片道4000円という激安チケットも販売されるという。


bb39_ja-JP


春秋航空は2004年に設立された中国発の民間格安航空会社。「立ち乗りチケット」導入を計画し世界を驚かせるなど、徹底的に安さにこだわった姿勢には驚くばかりだ。公式ウェブサイト(日本語)を見ると、99元(約1300円)の特価チケットのバナーがでかでかと貼られている。


bb7_ja-JP

現在は月水土の週3便、9月末までの運用が決まっており、日中当局の合意が得られれば、10月以降も継続する考えだという。当初はツアー旅行向けのサービ スとなるが、個人旅行客向けにも販売する意向で、1部座席を4000円という破格の値段で提供する意向を示している。ただし早期予約などの条件付きであ り、かつ特価チケットの席数も限定されるという。

東京駅から茨城空港までのバスでの移動時間は約1時間40分。成田空港と比べ約40分ほど遠いとはいえ、バス移動が手配されているツアー客には魅力的だろう。事実、中国で販売された春秋航空を利用した日本ツアーは8月中旬まで完売しているという。

中国の格安航空会社がどこまで利用客を奪うことができるのか。一時は定期便消滅の危機に立たされた茨城空港にとって巻き返しの切り札となるのか。この興味深いチャレンジに注目したい。


コメント欄を開く

ページのトップへ