中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2010年07月28日
現在は月水土の週3便、9月末までの運用が決まっており、日中当局の合意が得られれば、10月以降も継続する考えだという。当初はツアー旅行向けのサービ スとなるが、個人旅行客向けにも販売する意向で、1部座席を4000円という破格の値段で提供する意向を示している。ただし早期予約などの条件付きであ り、かつ特価チケットの席数も限定されるという。
東京駅から茨城空港までのバスでの移動時間は約1時間40分。成田空港と比べ約40分ほど遠いとはいえ、バス移動が手配されているツアー客には魅力的だろう。事実、中国で販売された春秋航空を利用した日本ツアーは8月中旬まで完売しているという。
中国の格安航空会社がどこまで利用客を奪うことができるのか。一時は定期便消滅の危機に立たされた茨城空港にとって巻き返しの切り札となるのか。この興味深いチャレンジに注目したい。