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Kinbricks now★:「立ち乗りチケット」計画の型破り中国航空会社の挑戦=片道4000円で航空市場に価格破壊」の続報です。
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春秋航空の茨城空港・上海空港便、日本でも大反響ですね。しかし早速バッシングも。
同社は当初、茨城便を「4000円で売り出す」としていたが、28日午後に茨城空港で記者会見した王正華社長は「4000円は実現できない。定期便が認可されれば座席の10%を片道4000円で売り出すことになる」とあっさり前言撤回。8000円、1万6000円、2万円など段階的に運賃を設定し、需要と時期によって変動させる予定だ。
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「それ以上に問題は、シートベルトのサインが消えるや、CAがハンドマイク片手にセールスを始めること。食べ物や菓子を市価の2倍で販売し、それが終わると航空機の模型や上海万博のチョコ、電化製品の販売をデカい声で延々と続ける。ようやく静かになったかと思うと到着です。機内は常にうるさく、まず寝られない」
安い運賃は物販の売り上げでカバーされているというわけだ。
茨城空港は、鉄道駅への連絡バスの最終が午後3時半すぎと極端に早い。これを逃すとタクシーだが、最寄りのJR常磐線石岡駅までは約5500円もかかる。遅延は乗客にとって“命取り”だが、王社長は「(同社の)遅延は中国では平均的なレベル。遅れても(交通費の)賠償はしない」と開き直っていた。
茨城-上海4000円いきなり“撤回” 中国格安航空会社
1番機で来県した同航空の王正華会長は会見で、合意していた週3回(月・水・土曜)の往復のうち1回は成田空港を利用する修正計画を表明。航空自衛隊百里基地との共用空港に中国民間航空機が週3回利用することに国から「待った」がかかった格好だ。上海便就航を海外LCC活用の突破口にしたいという県のもくろみはまたもや出鼻をくじかれ、改めて軍民共用空港のハードルが浮き彫りになった。
茨城空港:春秋航空プログラム便 週3往復に暗雲、1回は成田に /茨城(毎日.JP)
批判をまとめると、「全席4000円って思ったけど違うじゃん?!」「物販うざすぎ!」「定時運航できるのかよ?!」「茨城空港の救世主じゃないのですか?成田に寝返るおつもりですか?」ってところでしょうか。
甘えるな!
パキスタン航空、アエロフロート、イラン航空を乗り継いできたおいらたち貧乏人の期待の星なんだよ、春秋航空は。たまにちょっと遅れるぐらいで、がたがた言うな!
確かにこんなニュース(24日夜、上海発大連行きの春秋航空機が突然飛行中止に。離陸時間を過ぎてから乗客には連絡。ホテルも手配せず、水も配らず、乗客は暴動モードに。翌日の振り替え便の手配もはっきりせず、乗客が詰め寄ってようやく便を用意したという始末。
鳳凰網)もあるけど、評判悪いけど、それでも「1銭でも安いものを求める貧乏人」の救世主なんだ!
当初は中国からのツアー客で満席だっていうけど、そいつらのツアー料金も4日間で5800元(約7万5400円)。他社の料金(8000~1万元、日本円で10万4000円から13万円)と比べればだいぶ割安なのさ(
新聞晩報)。
と 憤って見ましたが、いかがでしょうか。そも格安航空会社のフライトで正規会社並のサポートを受けられると思うほうがおかしいと思うのです。もちろん命にか かわるような重大事故だけは防いでもらわないと困りますが、その他の点についてはとりあえず目をつぶる。あまりにも客がだまされるようならば、その時に当局が指導するぐらいでいいんじゃないでしょうか。
日本にもエアドゥやらスカイマークやら格安航空会社(LCC)が誕生しましたが、価格破壊とまではいかず、大手航空会社となあなあの状態が続いています。格安航空会社が普及している欧州なんかと比べると、日本の航空便価格はあまりにも異常でしょう。
そういう意味で春秋航空の博打に期待しているのです。座席数限定、時期限定、早期予約などなど使いづらい条件をずらーっとつけるかもしれませんが、それでも「茨城・上海間4000円!」みたいな広告価格で春秋航空は戦うことでしょう。
そのアグレッシブな攻撃が影響力を持てば、他社も含め航空チケット代はぐっと下がるはずです。いや、もうマジ期待しまくりで、春秋航空には日本国内線を飛ばしてもらいたいぐらい。
というわけで、当方の貧乏人魂に共感していただける方には、春秋航空の蛮勇を暖かく見守っていただければ幸いです。