中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2010年08月02日
大阪府の橋下徹知事は31日、中国への視察を終えて帰国した。4泊5日の視察を振り返り、「政治の力の大きさを感じた。中国は究極の地方分権。市など自らの裁量で自立運営できている」と述べ、地方自治体への権限移譲を改めて強調した。
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北京に対しては「特定の団体に補助金を出さずに場を提供する『798芸術区』は僕が思い描いた文化行政の理想」と今後の府政運営の参考にする意向を示し、「中国は政治のエネルギーを発揮できている。国会体制は日本のように選挙で選べるようにするべきだが、大きな方針は中央政府が決め、地方は自立している。(この仕組みを)日本にも持ち込めないだろうか」と述べた。
「中国は究極の地方分権」 視察から帰国の橋下知事 - MSN産経ニュース
トップダウンの独裁型と言われる橋本府知事だけに、各自治体政府のトップが絶対的な権力を持てる中国を羨ましく思ったのでしょうか。
でもね、中国では各地方が強い権力を持ち、地域間が相争いあう「諸侯経済」なんていう弊害も。国の目が行き届かなくて勝手なことしまくるし。「俺たち、こんなに頑張っている」とアピールするために経済統計の数値を水増しするなんてことも日常茶飯事(中国、28地方GDPが国上回る また水増しか)。
地方に汚職やヤクザがはびこるのも権力を持つ人との癒着だし。橋本府知事はできるかたかもしれませんが、地方に裁量を与えた結果、量産型阿久根市長を大量に生み出す可能性は高いように思います。
中国視察、いったい誰にどんなことを吹き込まれたのやら。気になって仕方ありません。
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