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2010年08月02日
2010年8月1日、河北省石家庄市元氏県で、逆ギレした従業員がトラクターで暴走。車十数台を破壊し、8人を殺害する事件が起きた。
事件を起こしたのは石炭貯蔵所で働く李現(38歳)。1日午後、客と言い争いになった李は酒を飲み、その勢いで客を殺害。その後、トラクターに乗って暴走。次々と車に衝突し、十数台を破壊したほか、民家2軒を壊した。
事件により8人が死亡、20人以上が負傷したという。
河北煤场工杀人后车祸酿8人死
酒飲んで勢い付けて、8人殺すって…… 絶句。
8月2日付三晋都市報は 事件を報じる記事を次のようにしめくくっています。「1台のトラクターに人間性を完全に失った運転手を乗せると、殺人マシーンとなり、惨劇を生み出す。事 件の発端は(客との)いさかいだったというが、いったいどんないさかいがこの運転手に惨劇を起こさせたのか?どんな原因が普通の市民を『悪魔』に変えたのか?一刻も早くその答えが明かされることを希望する」、と。
確かに経緯をもっとよく知りたいとも思いますが、どんな理由であれ、これほど自暴自棄の暴走をしたことは理解できないのではないかな、と。それこそ「太陽があまりに黄色かったから」という答えなのかもしれません。