2010年7月28日、南京市のプラスチック工場跡地で爆発事故が発生した。13人が死亡、120人が入院する惨事となった。その強い衝撃に周囲の住民は地震と間違えたほど。半径2キロにある数千戸の窓ガラスが破損したほか、住宅の外壁が破損した家もあった。
8月2日付財新網は国務院安全生産委員会弁公室による事故原因発表を報じた。爆発が起きたのは元南京プラスチック第四工場の跡地。2005年に操業は中止されている。商業開発が決まり、整地作業が進められていたという。28日午前9時半、地下に埋まった功罪を発掘作業中のの労働者がプロピレンのパイプを壊し、大量の液体プロピレンが流出した。10時11分には漏れ出したプロピレンは付近のレストランにより発火、爆発した。以上の経緯を受け、国務院安全生産委員会弁公室は「作業員の不注意な作業が爆発事故の原因だった」と結論づけている。
また4日付東方早報によると、南京市政府は事故で被害を受けた周囲の住民らに計3000万元(約3億8000万円)の補償金支払いを決め た。事故により住宅が損傷・倒壊した4300戸に支払われるほか、生活に支障がでた2700戸に計160万元(約2030万円)の生活補助を支給したとい う。死者及び負傷者に対しても法定基準に従って補償金が支払われる。障害が残る重傷者については、障害の等級に応じて医療保険、養老年金が支払われる。
(Chinanews)
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原因責任者を決めればそれで解決になるのか?