中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2010年08月11日
系統語言:中文版(本漢化版由巴士手机組 & ACG漢化組連合漢化)との表記が。つまり、思いっきりのパクリ海賊版だったようです。
システムランゲージ=中国語版(中国語化は巴武携帯組とACG携帯組が共同で行いました)
実はこのサイト、脱獄(アップル社が非公認アプリをインストールできる状態にすること)前提、海賊版アプリ前提のサイトなんです。おそらく中国最大手のiPhone情報サイトなのですが、それが完全なアンダーグラウンドだというのがすごすぎる。日本でも脱獄と海賊版アプリ・インストールを解説しているサイトはありますが、ここまで親切で、海賊版アプリのダウンロードURLまでそろっているサイトはないんじゃないでしょうか。
日本の基準で言えばアングラサイトなのに、初心者にとてつもなく優しいところが素晴らしい。新人入門というページでは4つの項目が並んでいますが、「買ったばかりのiPhone、どうやって使う?」「マストのアプリって何?」と並んで、「買ったばかりのiPhone、どうやってハックするの?」「第三者アプリのインストール方法って?(脱獄のやり方って?)」という項目が。中国ではiPhone購入後、即座に脱獄、海賊版アプリを入れまくるというのが一般的なんでしょうか。
さてさて、海賊版が跋扈するのはアプリだけではありません。iPhone用サイズに合わせてくれた海賊版動画や電子書籍も配信中。
広末涼子主演の「ゼロの焦点」のダウンロードページをみると、映画の公開年やストーリーの解説。劇中シーンのキャプチャーまでついている超親切設計。「信じられないだろ。それ、全部海賊版なんだぜ。」
ちなみにこの電玩巴士、PSPやNintendoDSでも同じようなサイトを開いています。ここまで屈託なく海賊版紹介サイトを運営するのは日本人にはちょっと無理じゃないでしょうか。いやいや、日本人も中華マジコン、楽しく使っているじゃんと怒られそうではありますが。
海賊版が氾濫する中国。その典型である電玩巴士を一目見ると、そのカオスっぷりがよくわかると思います。その意味で、オススメです。
2つ目はOK