中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2010年08月13日
どんな凄いことが出来るソフトかというと...... 。なにはともあれ、画面を見てみましょう。
これです。可愛らしいアイコンですね。で、開きます。
おお、よく分かりませんがイカしてます。アヴァンギャルドでいいですね(笑)。進むと、各国の言語名が中国語で表記されています。
中国語がわからなくとも、頭文字で大体どこの国か分かります。それでは、印地分語(ヒンドゥー語)をチョイス。
はい、出ました!ヒンドゥー語で「I LOVE CHINA」です。そして、下には念を押すかのように、中国語で「I LOVE CHINA」!
アプリの機能はたったこれだけ。でも、これで終わるとさすがに寂しいので、色々な国の中国愛ワードを確かめてみましょう。
イタリア語。
韓国語。
タイ語。
ハンガリー語。
結構マニアックな部類に入る言葉も、しっかり取り揃えられてますね。
シンプルとはいえ、これだけいろいろな国の言葉を備えているとはすごい。よくがんばった!
とひとたびは感動したのですが、最後に見た言語によってその評価はがらがらと崩れることに。
日本語。
「私は中国の愛」
………あれ?
愛国心をアピールするソフトのはずが、「ワタシハ中国出身ノ愛デス~、ドカヨロシク~」というチャイナパブの姉ちゃんの自己紹介に変わっている…… 。
いや?!
愛ちゃんだ!「私は中国卓球スーパーリーグの愛です。サーッ!!」と自己紹介する、福原愛だっ!
※中国卓球超級リーグ、広東佐川急便チーム時代の福原愛。クリックで動画。
きっと質の悪い翻訳サイトでも使ったのかな。ちなみにグーグル翻訳で「我愛中国」を訳してみたら、「私は中国大好き」という微妙ながらもそれなりの文章になりました。
日本許さまじと、わざと誤訳にしたわけではないでしょうし、フランス映画の邦題風にしたかった、ということもなさそう。ということは、日本語以外の訳も間違っている可能性はとても高いということです!
「私は中国の愛」ぐらいならばいいですが、なんか相手をキレさせるような誤訳だったら大変危険ですよね。イスラム圏言語や、ヘブライ語など、過激な武闘派の方々が今もしのぎを削られている国々の言語もありました。このアプリを使って、世界の人々に中国人愛国心をアピールしている人の安全を祈るばかりです。
興味がある方、こちらから落とせます(無料)。→