中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2010年08月14日
写真を見ると、道路ばかりかその下の地面までくりぬかれたように沈み込んでいますね。規模の大小こそ違え、話題となったグアテマラの大穴とよく似ているような(http://blogs.yahoo.co.jp/moriokawakamono/32396052.html)。「こうした陥没穴は地中の空 洞の天井部分が、浸透水などの重みで崩壊し形成されると言われておりますね。又、石灰岩質の岩石層に水が浸透して自然劣化が進み、穴が形成されることもあ るとか。この場合は岩石層の亀裂が拡大するにつれ、地表面が徐々に沈下していくようですな。いずれの場合も、最後には突然の大崩落が起こるとの事」と解説 されていますが、今回の山西省のケースも自然の問題なのでしょうか。
水資源が希少な中国北部では過剰な地下水くみ上げが問題で、広範な地域で地盤沈下が確認されています。もしこの大穴が地下水くみ上げが原因だとしたら、今 後、似たような陥没があちこちで起きても不思議ではありません。高層ビルの下にいきなり大穴が開いたら……。などと考えると、ぞっとします。