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爆竹工場で爆発事故、立ちのぼるキノコ雲=年8万人が仕事現場で死ぬ国で

2010年08月16日

2010年8月16日、黒竜江省伊春市の爆竹工場で爆発事故が発生した。当時、工場内では40人余りの従業員が作業を続けていたが、2人が死亡。22人が病院で治療を受けている。新華網が伝えた。

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爆発は数十分にわたり断続的に続いた。周囲5キロでは強い震動が感じられたほどの規模だったという。また立ちのぼった「白いキノコ雲」も撮影されている。

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8月1日付本ブログのエントリー「中国で連日の爆発事故=炭鉱爆薬庫の事故17人死亡、104人負傷」で、相次ぐ爆発事故をお伝えしましたが、またかよという事故。

中国では結婚式やお正月で花火や爆竹は欠かせないので、膨大な需要があります。が、工場や消費者の事故が絶えません。2009年2月には打ち上げた花火が引火して、中国中央電視台(CCTV)新社屋北付帯ビルが業火に包まれるという事件もありました。

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今年3月4日付レコードチャイナの記事「産業事故、2009年は発生件数38万件、死者1日平均220人―中国」によると、製造現場での事故死者数は2009年、8万3196人に上ったとか。広い中国とはいえ、あまりに膨大な数です。死者の数倍もの悲しむ家族がいるかと思うと、早くどうにかならないかなと願うばかりです。

*追記 16日夜に行われた記者会見では13人死亡、168人負傷と発表されました。工場外の市民にも被害が出たのでしょうか。半径1キロ以内の住宅では窓ガラスがほとんど割れたほどの被害だそうです。

*2010年8月18日追記 18日付正義網によると、死者は20人、不明5人に。なお35人が入院中で、うち14人が生死の境にあるとのこと。

(Chinanews)

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