中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
中国の大手ポータルサイトからリンクを貼られていた宣伝用ウェブサイトですが、もうどう見ても本物のiPadにしか見えません!っていうか、「iPad平板電脳(iPadタブレットPC)」と書いてあるし。lphone(「i」じゃなくて「l」です)みたいに、見間違え作戦じゃないんだ……。
動作画面を見ても、まんまiPadだし!
ただしスペック表を見ると、驚きの記述が。
OSはアンドロイド1.5?!
モニターは7インチ?!
130万画素のカメラ搭載?!
全然、iPadじゃなーーーーーーーーーーい!!!
とまあ、結局は山ほどある山寨iPadなんですが、「lPad」とかじゃなくて、堂々とiPadと表記しているのがすごい。サイトを読むと、「iPad」「IPad」などと表記が揺れていてわかりにくいことこの上ないのですが、多分「Cool iPad」が正式な商品名かと。
「ニセモノ天国」中国でもさすがにこれはアウトでしょう。それを見越してか、製造元の表記は一切なし。「Cool iPad」で検索しても「いやー、iPadはクールだよね」「いかにもいかにも、ハハハ」といったアップル信者のサイトしかひっかからないので、もうさっぱり情報がつかめません。
謎、全ては謎に包まれた機種です。
そのわくわく感を味わいたい方はぜひご購入を。お値段はたったの1850元(約2万3200円)。「革新的で魔法のようなデバイス。しかも、信じられない価格」です。
なおケースも付属するもよう。
ベルト1本で本体を支える超設計。絶対に自立しないと思うなぁ。他ではウソつきまくりなのに、なんでこんなところで素直に写真を見せてしまうのか、このセンスも謎です。