中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2010年08月19日
問題は3G通信の確保と中国語版書籍の確保。キンドル3G版では無線LAN以外に、利用量無料で携帯ネットワークを利用して書籍ダウンロードができることが売り。ところがブログ「My Life Times」さんによると、現在、中国ではキンドルの3G回線は使えないそうです。解決するにはアマゾンと中国の携帯キャリアの提携が必要となります。
そして、それ以上に問題なのが中国語版書籍の確保。中国ならば海賊版電子書籍の入手が容易とはいえ、さすがにそれなりのラインナップをそろえる必要があるでしょう。アップルとの提携も噂される方正の番薯网が有力なパートナー候補となるのではないでしょうか。
中国国産デバイス・漢王電子紙(文末過去記事参照)が販売台数を伸ばす中、キンドルとのバトルが期待できそう。価格面とインターフェースの洗練度ではキンドルに分がありそうですが、果たして結果はいかに。今後が楽しみです。