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キンドル中国上陸へ=中国語名は「金読」

2010年08月19日

2010年8月18日付新浪網によると、キンドルの中国上陸が明らかになったとのこと。気になる中国名は「金読」(JinDu)です。日本語読みの「きんどく」のほうが原音に近いけど……。

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なおソースは中国のアマゾン子会社・卓越アマゾンの内部文書とのこと。商標は昨年末に取得済みだそうです。

問題は3G通信の確保と中国語版書籍の確保。キンドル3G版では無線LAN以外に、利用量無料で携帯ネットワークを利用して書籍ダウンロードができることが売り。ところがブログ「My Life Times」さんによると、現在、中国ではキンドルの3G回線は使えないそうです。解決するにはアマゾンと中国の携帯キャリアの提携が必要となります。

そして、それ以上に問題なのが中国語版書籍の確保。中国ならば海賊版電子書籍の入手が容易とはいえ、さすがにそれなりのラインナップをそろえる必要があるでしょう。アップルとの提携も噂される方正の番薯网が有力なパートナー候補となるのではないでしょうか。

中国国産デバイス・漢王電子紙(文末過去記事参照)が販売台数を伸ばす中、キンドルとのバトルが期待できそう。価格面とインターフェースの洗練度ではキンドルに分がありそうですが、果たして結果はいかに。今後が楽しみです。


(Chinanews)

*記事についての情報や間違いなど教えて頂けると大変助かります!コメント欄か、メール(21chinanews●gmail.com、●を@に変えてください)でお願いします。


<過去記事>
・Kinbricks Now★:世界一の電子書籍大国は中国なの?!デジタル読書を支える海賊版コンテンツ

Kinbricks Now★:インターネット小説創作大賞と電子ブック「漢王電子書」

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