中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2010年08月22日
対向車線に突っ込んで左折する時など、向こうから迫るバイクの群れに、まるで流れを押しとどめるかのように手のひらを向けてアピール!後で聞くと、友人は「手のひらかざし」を怠たるのが最も危ない、と真顔で一言。
歩行者にも同じ能力が求められます。まだまだ信号が少なく、あっても意味をなさないことがしばしば。外国人には横断歩道が渡れない国と有名です。
現地人に習う横断歩道の渡り方はこういうもの。ひたすら自己アピール!「私はここにいまぁす!轢かないでぇ!」これです。顔も大事ですよ。轢かれない顔をして下さい。小学校の集団下校時、横断歩道で黄色い帽子を被ってやったのとは訳が違います。こっちは生死がかかってます!
とまあ、この国の交通ルールの全てが、「いるからな。轢くなよ」、「いるんだな。気を付けるよ」というコミュニケーションに集約されていると言っても過言ではありません。
横断歩道のど真ん中にチョコンと立つ小学生をぎりぎりでかわす大型バス。そんなデンジャーな光景も目にしました。その光景もさることながら、けろっとしている小学生に戦慄が走った自分です。
こんなに危険が一杯なのに大きな事故を目にしなかったのはさすがといったところ。何か細かいのは良く見た気がしますが(笑)。
また、行けばわかることですが、ベトナムは完全に「HONDA SUPER CUB」の国。老いも若きも、男も女も、ヤクザも公安も、みーんなCUBに乗ってます(笑)。全員ソバ屋のおかもちスタイル!
一時は、激安台湾製スクーターなどに覇権を奪われた時期もあったそうですが、故障の多さに人気はなくなったとか。今はHONDAが再び王者の座に君臨しています。
※激渋なCUB。皆が自分流にチューンします。かっこいい!
遠くて近い、亜熱帯の社会主義国ベトナム。その国を席巻した日本メーカー。現地で街を飛びかう「日本の名前」を見ると、なんだかすこーし胸を張りたくなりました。
※思いが強すぎて長くなりました。が、ベトナムCUB文化の話はまたいずれじっくり(笑)。
そうそう、バイクに乗って町を流す、ホンダガールも出てきますね。値段交渉して成立したら後ろに乗っかって消えていく。
台湾もバイクは多いですが、ベトナムのほうが上を行くでしょうね。