• お問い合わせ
  • RSSを購読
  • TwitterでFollow

波紋呼ぶ「2歳の大富豪」誕生=社会のゆがみ映し出す―江蘇省南京市

2010年08月31日


全画面キャプチャ 20100831 164006
※イメージですが、クリックすると動画リンクが開きます。


2010年8月、江蘇省南京市に「2歳の大富豪」が誕生、注目を集めている。29日、南京日報が伝えた

「2歳の大富豪」の座を射止めたのは、妞妞ちゃん。今年9月から託児所に通う2歳児だ。しかし驚くなかれ。すでに300平方メートルの一軒家を所有している。その価値は400万元(約4970万円)近いとか。この家、妞妞ちゃんの祖父祖母が将来、持参金にして欲しいと買ってくれたもの。後見人がいれば、未成年の不動産購入も合法だという。

妞妞ちゃん一家はどんな大富豪かと思いきや、びっくりすることに祖父祖母両親全員がサラリーマンだとか。ただし勤務先は独占企業(銀行、電力、ガスな ど法的に独占が認められた企業。他業種を比べ著しく給与が高く、格差の要因と批判されている)。不動産投資に積極的で、妞妞ちゃんの家が一家で5件目 の不動産資産になるのだという。

「2歳の大富豪」誕生のニュースに、ネットでは激しい批判が噴出した。ありえない高給を得ている独占企業従業員の問題があらためてクローズアップされた格 好だ。また現在は、2軒目以上の不動産購入には住宅ローンの頭金比率と利率を上げる不動産バブル抑制策が導入されているが、2歳児を購入者とする抜け道を 使ったのではとの疑惑も浮上している。「2歳の大富豪」誕生のニュースはうらやましいでは済まされない、社会のゆがみを映し出す問題となった。

(Chinanews)
*記事についての情報や間違いなど教えて頂けると大変助かります!コメント欄か、メール(21chinanews●gmail.com、●を@に変えてください)でお願いします。


<過去記事>
Kinbricks Now:お祝い金、付け届け、謎の金が300兆円?!来歴不明の「灰色収入」が富裕層を肥え太らせる

Kinbricks Now:格差社会化で自暴自棄になる人々=中産層を悩ます治安悪化―中国

 コメント一覧 (2)

    • 1. huanday 高級紙
    • 2010年09月01日 11:30
    • 5 ふふふ、まるで「ラストエンペラー」みたいだ、この子どうなるんでしょう。
    • 2. Chinanews
    • 2010年09月02日 00:26
    • >Huanday高級紙さん
      人生勝ち組なのかなー。ちょっとうらやましいような。でも成人するころには一軒家もぼろぼろだったりして。彼との愛の巣にはならない?!

コメント欄を開く

ページのトップへ