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「世界最悪の汚染地域」はもう過去のこと=米メディア報道に現地政府反発―山西省臨汾市

2010年09月06日



干涸了的受污染的 / West Zest

※イメージです。

先日、米ネットメディア・ハフィントンポストは、「世界9大汚染地域」を発表。山西省臨汾市が世界最悪の汚染地域だと報じた。山西省当局は報道は事実に反していると強く反発している。2010年9月5日、香港紙・文匯報が報じた。

こうした報道はハフィントンポストだけではない。これまでも米誌ナショナルジオグラフィックをはじめ、複数のメディアが臨汾市を「世界最悪の汚染地域」に認定している。そのきっかけとなったのは世界銀行のリポート(2006年)だった。そのリポートは中国政府の統計を使ったもので、山西省政府も異議を唱えることはなかった。しかしそれから4年、臨汾市の環境は大きな変化を遂げており、正確な統計なしに汚染世界一と批判することは事実に反すると山西省関係者は反発している。


206年より臨汾市は環境改善に取り組み、汚染企業の閉鎖、粉じんや汚水、生活ゴミの改善、緑化の推進などに取り組んできた。その効果は明らかで、113の中国環境保護重点都市を対象としたランキングで、2005年の最下位から2009年には29位にまで浮上している。

山西省当局関係者は、石炭、コークス、製鉄を主要産業としている以上、短期的に改善を徹底することは難しいとは認めたものの、事実と現地政府の努力を認めて欲しいと訴えた。


*上記記事はレコードチャイナに掲載されたもの。


(Chinanews)
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 コメント一覧 (5)

    • 1. yoshibon
    • 2010年09月06日 18:13
    • 一昨年、重慶に出張したときのこと。
      到着したのは夕方も早い時刻だというのに、空はどんよりと曇り、町並みはうっすらと朝もやのようなものに包まれて遠方がかすんで見えない。


      現地スタッフの
      「今日ハ晴レテイテ良カッタデスネ」
      と言う挨拶に
      一同「?、?」

      タクシー(ズズキの小型車)に乗って移動している途中、小生がある疑問を口に出した。
      「この天井の内張りは、元は何色だったのかなあ」
      見た目はチャコールグレーである。

      同僚:「黒に決まってますよ」
      小生:「端っこの方が何となく灰色っぽいけど、最初は白だったんじゃネ?」

      結局、次の日に同じタクシー会社の同じ車種に乗って判明した。
      翌日乗ったタクシーの内張りは、白からグレー、黒までグラデーションに汚れていたからだ。
      小生:「やっぱ白じゃん。俺の勝ちだな」

      こんな大気を吸って、住民は大丈夫か?
      と思ってしまった。
    • 2. kenya
    • 2010年09月06日 22:50

    • >yoshibonさん

      公害は新興国共通の大きな問題ですね。

      かつての日本でも60年代〜70年代にかけて、工業汚染が大きな訴訟を含む社会問題となっていた時期があります。

      72年に、「ゴジラVSへドラ」という東宝映画がありました。

      工業汚染で生まれた怪獣へドラを、水爆実験で生まれたゴジラが叩きのめすという。。

      21世紀を予見するような凄い内容でしたww(もちろん製作者は意図してませんが)

      クリーンエネルギーという言葉があります。

      原油を使った発電を原子力に変えることを「クリーン」と。

      中国の今進んでいる道は、かつての極東の小国とそっくりではないか、そう思うことが他問題を含め多々あります(もちろん同一などとは思いません)。

      中国の汚染された水、大気、を見て、今自分達が本当に考えるべきことは何なのか。

      それが最も大事なことなのでは無いかと考えています。



    • 3. スポンジボブ
    • 2010年09月07日 10:15
    • 去年、上海に行ったんですが、スモッグらしきモノがあり上海のなんとかタワーのテッペンは霞んで見えませんでした^^;
    • 4. kenya
    • 2010年09月07日 11:39

    • >スポンジボブさん

      おそらく上海ワールドフィナンシャルセンターのことですね。

      昨年登りましたが、世界一の高さの展望台はなかなかのもの。

      が、やはり景色はスモッグで澱んでおり、奇麗、とは表現しにくかったですw

      自分が滞在していた時も、下からテッペンが霞んで見えないことが多々ありましたね。

      魔王の巨城といった風情でww

      東京も空気悪いですが、上海はレベルが違うと感じました。

      ↓で登頂記書いてます。

      http://kinbricksnow.com/archives/51462302.html
    • 5. taetae
    • 2011年02月15日 02:13
    • 福岡もやの原因、中国の大気汚染物質の可能性

      福岡市など九州の広い範囲で4日頃から上空がかすみ、九州大学応用力学研究所の竹村俊彦准教授(36)(気象学、大気環境学)の分析の 結果、大気中の微粒子の数が通常の10倍に増加し、硫酸塩などの大気汚染物質の可能性が高いことがわかった。

      福岡管区気象台によると、2日以降、九州・山口で観測された。竹村准教授が計測したところ、通常なら大気1リットル中に約5万個ある微 粒子が約50万個に急増。直径0・3マイクロ・メートル程度で、硫酸塩や、すすとみられる。西風に乗って中国から飛来しているという。竹村准 教授は「呼吸器などの疾患を持っている人は特に外出を控えた方がいい」と話している。九州北部のピークは8日。その後は大気の流れが変わるた め、週内に微粒子が大幅に増加することはないとみている。

      (2011年2月9日10時09分 読売新聞)
      中国の毒ガスは中国だけではなく、韓国、日本にも悪影響ははかりしれない。中国の環境汚染に抗議し改善要求が必要です。

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