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<続報>ダニ媒介の感染症はヒト顆粒球アナプラズマ症か=全国6省・市で感染疑い例

2010年09月10日

2010年9月9日、新京報は記事「ダニによる感染病はヒト顆粒球アナプラズマ症の可能性=中国各地の6省・市で発見」を掲載した。以下はその抄訳。

河南省信陽市商城県では今夏に入り、ダニにかまれた後に発病、死亡する例が多発している。2010年9月8日、河南省衛生庁は記者会見を開き、昨年5月に初の症例が確認されて、同日までに557人が発病、うち18人が死亡したと発表した。

ダニを媒介としたこの病気は、ヒト顆粒球アナプラズマ症(HGA)の可能性が高いという。この病気は1994年に初めて報告されたもの。マダニを媒介とした感染のほか、感染者の血液を介して感染する可能性もあるという。中国では2006年の安徽省での患者が初の感染例で、これまで中国各地の6省・市で確認されている。

中国衛生部は2008年、「HGA予防技術ガイド」を発表したが、現時点ではまだ病原体の単離に成功してなく、あくまで疑い例にとどまっているケースばかりだという。HGAによる死亡率が低くほとんどの患者は回復するが、根本的な治療手段はまだ確立されておらず、マダニの駆除や消毒の徹底などで予防するほかない。

(Chinanews)
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