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2010年09月10日
先日、ネット掲示板に「俺が入った会社の従業員規則を紹介するよ!刺激に弱い人や嫉妬心が強すぎる人はみないでね」というスレッドがたった。書き込み主の「半葉」さんが勤める会社にはなんとも不可思議な規則があるという。それは「毎日出勤後、会社の美人社長と3秒以上ハグしなければならない」というもの。
「すげぇ福利厚生だな」「俺も転職したい!連絡先教えて」などと書き込みが殺到し話題となった。ちなみに本当のところ美人社長とのハグは福利厚生ではなく、従業員規則なのだとか。
ハグに関して定めた従業員規則第6節4条には、「『愛しているならばともにハグしよう』は本社独特の福利厚生であり、唯一無二の企業文化を形成することを目指している」と明記。毎日朝8時半から9時は社長ハグタイムに指定され、全従業員は3秒以上美人社長とハグしなければならない。ハグの時間は3秒以上と規定されている。ちなみに拒否すると50元(約620円)の罰金だ。また昼休みと退勤時間には部門マネージャーと従業員のハグタイムもあるという。
社長が交代したらどうしよう…… 部門マネージャーが脂ぎったおっさんだったらどうしよう…… とかいう以前に従業員規則でハグを義務づけられてもあんまり嬉しくない気がしますが、どうなんでしょう?
まあ日本もみんな社訓を鼻血が出そうな勢いで合唱したりとか、いろいろ楽しい「我が社のルール」もあるかと思います。中国も最近、「経営者本」が売れていることもあって、そういうのが増えているかもしれませんね。
道路に数十人が一列となって、「いらっしゃいませ」とかあいさつの練習をしているお店とか見たことあります。「トイレがきれいになれば会社が良くなる」みたいな話も日本から輸入されて結構受けているみたいですし。ハグを取り入れるところはそう多くないとは思いますが、経営者のひらめき次第で、これからもさまざまな珍従業員規則が生まれるんじゃないでしょうか。