中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2010年09月16日
結論。
普通に良いハリウッドカンフー青春映画でした。自分のように、オリジナルのテキトーさやB級テイストが好きな人間にしてみると、何だか普通の映画になってしまったなという、うがった感想もあるのですが、オリジナル未見の人にとっては素直におもしろいんじゃないかな。
というのは、映画本編が終わって5秒後までの感想。
その後のエンドロールで評価は一変することに!
突然、スクリーンにウィル・スミスが出現!撮影中の息子と一緒の写真が延々と流れます!女優の奥さんも出て来て、ほとんど家族旅行のスライド写真の様相……。
はい。エンドロールで明らかになる真実。この米中合作の大作映画、ひとえに息子自慢、息子の俳優デビューのためだけに作られていたのだ、と。
※Men In Blackより。クリックでラップも聴けます。
ウィル・スミスの親バカ愛に脱帽です。
さて、<1>でとりあげたカンフー映画なのにタイトルが「the Karate Kid」という酷過ぎる問題。劇中、主人公の母親が何気なく発した言葉の中に答えがありました。
「空手でもカンフーでもどっちでもいいじゃない。」
※日本劇場版パンフ。表紙は原題オンリー……。
製作者側のギャグというかフォローだと思うのですが……。
「中国でも日本でも、カンフーでも空手でもどっちでもいいし、何でもいいよ。売れればいいよ。ついでに俺の息子も売ってよ」。
そんな風に聞こえてしまったのは自分だけでしょうか……。さすがエンタの神様、アメリカ様。商売上手なことで……。
※エンディングテーマもジェイデンくんが歌います。ジャスティン・ビーバーとのコラボ曲『Never Say Never ft. Jaden Smith 』。ウィル・スミスの親バカ愛にぬかりなし。