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教員はネット掲示板に不適切な発言を書き込むな!当局が「口封じ」命じた?―中国・江蘇省

2010年09月15日



再見洞洞館 / ddio.tw
※イメージです。


先日、ネット掲示板「邳州論壇」にスレッド「個別教師のインターネットにおける規則違反・違法行為処分に関する通報」がアップされた。江蘇省邳州市詩教育局が小中高校に対し、昨年来、教師3人が相次いでインターネット上に虚偽の発言を掲載し勾留されたことを挙げ、「イメージに注意し、やってはならないことをやらない、話してはならないことを話さない」よう求めている。(14日付財新網)。

14日付東方早報によると、3人の教師が流した「デマ」とは、待遇に対する不満であったり、公共積立金の未支給問題だったりするもよう。掲示板の暴露にネットでは「口封じ」ではないかとの反発が広がっている。

13日、邳州市教育局弁公室の高福新主任、観察室の李智勇主任は取材に答え、ネット掲示板に掲載された文書が本物であることを認めた。ただし目的は「教師のネット利用制限」ではなく、マナーあるネット利用をよびかけるものと主張。問題があっても、ネットを使ったマナー違反や他者の罵倒という手段に訴えるべきではないとコメントした。問題の文書には「正確なルートを通じて要求を訴えるべきだ」と書かれている。

もっとも政府から会社、学校などあらゆる場所で、リーダーが強力な権力を握るトップダウンシステムが形成されている中国。「正確なルート」では問題の解決が難しい。とりわけ積立金の未支給問題などはもう暴露でしか解決しないようにも思えるだけに、教育局の文書が効果を挙げることは難しそうだ。

(Chinanews)
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