大学定員が増えすぎてしまったため、なかなか仕事にありつけない、初任給が安すぎると苦しい立場にある中国の大学生。ところが大学に入学するやいなや月収5000元(約6万円)となかなかの高給取りになった女子大生さんがいるそうです。
2010年9月16日、荊楚網より。*新入生の軍事訓練。休み時間にダンスを披露する朱さん。
朱小鳳さんは9月に入学したばかりの大学1年生。ダンスが得意で、湖北省非美術類合同試験のダンス選考でトップという成績を勝ち取ったとのこと。清華大学の特待生試験にも合格し、高考(統一大学入試)で加点をもらえたのですが、残念ながらいつもどおりの実力を発揮することができず名門校への合格はなりませんでした。
結局、中南財経政法大学武漢学院経営管理専攻に入学したのですが、ダンスの道をあきらめきれなかった朱さん、実家のある湖北省黄岡市でダンス教室を開いたところ、これが大当たり。ダンス学科やアナウンサー学科への進学を夢見る学生たちでにぎわいました。
大学の授業もあるし一人じゃとてもさばけないと、なんと以前の先生を雇って講師になってもらったとのこと。ちょっと前まで生徒だった女の子に雇われた先生の気持ちはどうだったのか気になるところですが、仕事ができただけ良かったのかな。
大学1年生にして経営者としての道を歩み始めた朱さんは、「これも夢を実現する方法でしょう。ダンスは一生の理想。簡単にはあきらめません」と話している。
(Chinanews)
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