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中国の台頭でアジアの海上安全保障が混乱=日本、韓国、インドとの間に高まる緊張―豪紙

2010年09月19日

2010年9月15日、豪紙オーストラリアンは、尖閣諸島をめぐる日中関係の緊張はアジアの海上安全が危機に立たされていることを示すものと論評した。17日、環球網が伝えた。

問題は中国漁船の衝突事故だけではない。今年4月には中国艦隊が日本付近の海域を航行。中国のヘリが日本艦艇からわずか90メートルにまで接近するという一幕もあった。衝突事故後も、中国は尖閣諸島領有権について強硬な態度を見せ、拘束中の船長を無条件で解放するよう求めている。

また今年3月には韓国哨戒艦の沈没事故があった。韓国政府は北朝鮮の魚雷攻撃によるものと批判。報復措置として米韓合同軍事演習を行ったが、中国はこれに反発。緊張関係が高まった。さらに今後はインド洋で中国とインドの対立が激化する可能性が高い。

中国の台頭に伴う海上の緊張は高まるばかりだが、問題なのは衝突を避ける外交システムや日頃のコミュニケーションなどがほとんど存在しないこと。輸送航路では互いを識別する基本コードすら整備されていない。冷戦時期に米国はソ連と協議してこうした体制を整えたが、中国と周辺諸国の間には同様の協議は行われていないという。(翻訳・編集/KT)


*上記記事はレコードチャイナに掲載されたものです。

(Chinanews)
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