中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2010年09月19日
また今年3月には韓国哨戒艦の沈没事故があった。韓国政府は北朝鮮の魚雷攻撃によるものと批判。報復措置として米韓合同軍事演習を行ったが、中国はこれに反発。緊張関係が高まった。さらに今後はインド洋で中国とインドの対立が激化する可能性が高い。
中国の台頭に伴う海上の緊張は高まるばかりだが、問題なのは衝突を避ける外交システムや日頃のコミュニケーションなどがほとんど存在しないこと。輸送航路では互いを識別する基本コードすら整備されていない。冷戦時期に米国はソ連と協議してこうした体制を整えたが、中国と周辺諸国の間には同様の協議は行われていないという。(翻訳・編集/KT)
*上記記事はレコードチャイナに掲載されたものです。