中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2010年09月20日
中国人富裕層の経済力は驚くべきもの。写真や間取り図を見ただけでぽんと買っていく人までいる。峰岸さんも最近、1戸50万ドル(約4290万円)のマンションを一気に4戸も購入する中国人客にめぐりあったという。「中国人の投資客に来て欲しいです。お金持ちで、しかも全額キャッシュで支払うんですから」と話した。縁起を担ぐ中国人のために、マンションから「4」(「死」と似た発音)という数字を排除する不動産デベロッパーも出ているという。104号室や4階がなくなるという寸法だ。
今や中国の経済成長は老いた欧米諸国を「救済」するものとなっている。米紙ウォールストリートジャーナルは次のように報じている。高止まりの失業率と二番底の可能性に苦しむ米国を尻目に、ドイツは回復傾向にある。「その理由を問えば、どのドイツ企業経営者も異口同音に答えるでしょう。中国、と。アジアの巨人がもたらした需要はドイツ経済を回復に向かわせています。ドイツの例はまさに中国の台頭が富裕国にも利益をもたらすものであることを証明しています。」
*上記記事はレコードチャイナに掲載されたものです。