
宿舍的国旗 / Aaron.huo
中国IT系ライター・山谷剛史さんの記事「
尖閣問題で熱い中国ネットメディアや愛国者をスルーする人々」が面白いっ! のでご紹介。
・尖閣諸島問題について中国メディアと中国サイトの反応はどうだったのか?
という問い立てから、まずメディアの扱いの差を指摘。
・人気動画共有サイト「優酷(YOUKU)」「土豆(TUDOU)」、ポータルサイト「QQ」「新浪(Sina)」「捜狐(SOHU)」「網易(NetEase)」はトップ扱い。
・官営メディア、地方新聞は控えめな扱い
で、「ネットユーザー御用達のサイトと、あまり見向きもされないメディアによって違うわけだ」「抗日系記事をトップページにでかでかと載せたのは、都市部在住の若い世代向けの記事であり、若い世代は大変重大な問題と認識することになる。一方でネットをしない40代以上の世代は新聞を読むため、新聞を介してニュースを知った結果、そのニュースがいくつかある記事の中の1つの記事程度の認識がされる」と結論づけている。
その後、メディア以外のネット掲示板やチャットでの「日本」の扱いを紹介した上で、
すべての中国人が愛国心ゆえに怒りに震えるわけではない。筆者の推測ではネットで愛国を訴える人は、ネット利用者の3、4%程度であろう(関連記事6)。今回のネットメディアに煽られた人々は少数派であることを知っておくべきだ。
と、「全中国国民が怒りに燃えていると思ったら大間違いでっせ」とのご指摘です。ネットで調べたり、ニュースで見たりすると、熱いところばかりを見ることになるので、貴重なご指摘なのではないでしょうか。
まあ、日本もニュースの順位的には、尖閣よりも押尾、尖閣よりも白鵬なので、似たようなものかもしれませんが。
ただ、怒りに燃えていなくても、尖閣の問題でかちーんと来てたりとか、「日本やっぱり悪いやつだよねぇ」とか、「今、日本旅行行くと後ろ指指されるかしら」みたいな感情は、結構広く共有されているんじゃないか、と。燃えている人以上に、そうしたぼんやりとした反日感情が醸成されるのはまた面倒だなーと思う次第です。
(Chinanews)
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無形の利益では動きません。
デモの参加者は、飯代や交通費を現物支給されるから参加するのであり、ネットの書き込みは動員されるアルバイトが大半。
一元の儲けにもなら無いならば、誰も電気代と通信費をかけてネット書き込みなんかしません。
日本人はすぐに煽りに踊らされてしまう、馬鹿真面目な国民性なのですね。
真実を知ることの出来ない、日本人も中国人も語調の強いものに感化されてしまうものです。