拘束の中国漁船船長を釈放へ。
今回の対立ですが、海上保安庁巡視船が拿捕しようとして、逃げた漁船が衝突したことが発端でした。尖閣諸島付近の海域に中国漁船が毎日出入りしている中で、拿捕する「タイミング」は日本側が設定できたわけです。
で、普通ならば十分な準備と計画があってしかるべきなのに、迷走しただけで「わが国国民への影響、今後の日中関係を考慮すると、これ以上身柄を拘束して捜査を継続することは相当ではない」(@那覇地検)で解放。
国際的に「尖閣諸島には領土問題がありますよー」と大々的にアピールするわ、中国様には逆らえないことを満天下に知らしめるわ。もう、これなら拿捕しないほうがまだ良かったね……。
日本の政治のだめさ加減を改めて知らされました。
●各社の報道
尖閣諸島沖での衝突事件、逮捕の中国人船長を釈放へ:朝日新聞
中国人船長を釈放へ 処分保留で:毎日新聞
中国人船長を処分保留で釈放へ 那覇地検:47NEWS
(Chinanews)
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中国の主張は
「尖閣諸島は中国の物」
「中国の領海で漁業するのを邪魔したのは巡視船側」
「だから船長を釈放せよ」
という論法です。
釈放したと言うことは
「はい、尖閣諸島は中国様のものです」
と了承したわけです。
日本は圧力を掛ければ簡単に法律を曲げる国
圧力を掛ければ領土問題も譲歩する国
なんだか、自分の子供が苛められっ子で、持ち物を次々にカツ上げされているのを見ている様な耐えられない気分です。