中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2010年09月25日
恩に報いることを知っている中国人は、最大の善意を以て感謝の念を表した。本紙も「もう一つの日本」と題して、中国区民の驚きを報じた。その後、日中関係の好転に伴い、中国国民の日本に対する態度は変化。「反日」「日本製品ボイコット」の声は消えたかに見えた。
その「もう一つの日本」はどこに消えたのか。名著「菊と刀」にその答えはある。著者ルース・ベネディクトは日本人を礼儀正しい民族だと評価しつつも、「しかし傲慢でもある」と評価している。つまり日本はもともと何も変わっていなかった。たんに外国の人々が誤解していただけ。黒を白と勘違いしていただけだ。
在日中国人の馬挺当(マー・ティンダン)氏は2008年当時、こう話している。「日本救援隊到着後の『対日観』の変化は、自分たちの価値観から高すぎる評価を与えているだけで、誤解だ」、と。馬氏は根拠に乏しい「日中関係楽観論」は無益なものと評し、「いったんささいなことが起きれば、日本の反中感情は爆発し、中国人の日本評価などあっという間に消えてなくなるだろう」と予測していた。
*上記記事はレコードチャイナに掲載されたものです。
不法侵入で、海上危険行為を犯した犯人を、あえて両国家間の対立を避けるべく対極に立ち、放免の理由を探しての釈放処置に対して、なんと傲慢な言い方かとあきれてしまいます。
前にも似た題がありましたが逆に、「日本の善意を無視した中国政府」 と言わざるをえません。
しかし日本国民は静かです。昔から、けんかの相手になれば、自分の品格も相手と同じだと教えられていますから。
ぶくぶく太った駄々っ子の戯言には、粛々と大人の対応で。
大飯食いの、無駄遣いだけで真の経済大国ではないことを振り返るべき。