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<尖閣問題>四川大地震当時、中国人を感動させた「もう一つの日本人」はどこに消えた?―中国紙

2010年09月25日



Othello! / noahg.


2010年9月23日、中国紙・国際先駆導報のブログは、記事「日本を見極めろ」を掲載した。以下はその抄訳。

もし、「仇敵」日本の今回の振る舞いが中国人にとって決して意外な出来事ではないとしたら、2年前の四川大地震は異例なものとして歴史に記録されるだろう。地震発生から5日後、日本の国際救援隊が遺体を前に黙祷している写真が報じられた。「日本よ、ありがとう」という声がネットに駆け巡った。

恩に報いることを知っている中国人は、最大の善意を以て感謝の念を表した。本紙も「もう一つの日本」と題して、中国区民の驚きを報じた。その後、日中関係の好転に伴い、中国国民の日本に対する態度は変化。「反日」「日本製品ボイコット」の声は消えたかに見えた。

その「もう一つの日本」はどこに消えたのか。名著「菊と刀」にその答えはある。著者ルース・ベネディクトは日本人を礼儀正しい民族だと評価しつつも、「しかし傲慢でもある」と評価している。つまり日本はもともと何も変わっていなかった。たんに外国の人々が誤解していただけ。黒を白と勘違いしていただけだ。

在日中国人の馬挺当(マー・ティンダン)氏は2008年当時、こう話している。「日本救援隊到着後の『対日観』の変化は、自分たちの価値観から高すぎる評価を与えているだけで、誤解だ」、と。馬氏は根拠に乏しい「日中関係楽観論」は無益なものと評し、「いったんささいなことが起きれば、日本の反中感情は爆発し、中国人の日本評価などあっという間に消えてなくなるだろう」と予測していた。

*上記記事はレコードチャイナに掲載されたものです。

(Chinanews)
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 コメント一覧 (2)

    • 1. gtzhen
    • 2010年09月25日 21:35
    • 一党独裁の元で偏向的な教育を受けた物の恐ろしさ、哀れさを知らされる内容ですね。
      不法侵入で、海上危険行為を犯した犯人を、あえて両国家間の対立を避けるべく対極に立ち、放免の理由を探しての釈放処置に対して、なんと傲慢な言い方かとあきれてしまいます。
      前にも似た題がありましたが逆に、「日本の善意を無視した中国政府」 と言わざるをえません。
       しかし日本国民は静かです。昔から、けんかの相手になれば、自分の品格も相手と同じだと教えられていますから。
      ぶくぶく太った駄々っ子の戯言には、粛々と大人の対応で。
      大飯食いの、無駄遣いだけで真の経済大国ではないことを振り返るべき。
    • 2. Chinanews
    • 2010年09月26日 04:56
    • >gtzhenさん
      官制メディアなのに、適当ニュースを書きまくる新聞として定評がある「環球時報」の記事なので(笑)。個人的には2008年の特集「もう一つの日本人」に笑いました。感謝の特集というわりには、随分ひどい特集を組むな~、と。

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