雑誌『南都週刊』の「今週の言葉」から(2010年9月26日掲載分)。
貧乏人が銀行に預金すれば、金持ちと大企業に補助金を与えているようなものだ。
林毅夫・世界銀行高級副総裁・チーフエコノミスト。
新華社の取材に答えて。中国の金融制度は大銀行と株式市場が中心であり、銀行預金は大企業と金持ちへの融資に用いられる。
「物権法」公布から数年が過ぎた。「風は入る。雨も入る。だが国王が入ることは許されない」というプライベート領域の多くは、トラクターの進入までは防げなかったようだ。「人民日報」
強引な土地強制徴用で抗議の焼身自殺まで出た宜黄事件を評して。「物権法」は中国の私有財産保護法。
日本ではNHKのような国営テレビ局のゴールデンタイムには、毎日、こうした歴史ドキュメンタリーが放映され、お見合い番組の類は深夜に限られている。中国では正反対だ。
崔永元・テレビ司会者/プロデューサー
歴史ドキュメンタリー「私の抗日戦争」がネットで放映されている。エグゼクティブプロデューサーを務めた崔永元氏の一言。また、NHKや早稲田大学に残されている中国関係の資料は、中国本国よりずっと豊富だという。
国外に派遣される外交官は宝くじを引くようなもの。英国への派遣が一等賞でしょう。
秦剛・元外交部広報官/現駐英国大使
大使としてロンドンでの最初のあいさつより。
大学の官僚化をやめなければなりません。改革すれば私は深圳大学の一級管理職員、いわばCEOです。正庁級(官僚の格)とかではなくなるわけです。
章必功・深圳大学学長
大学の脱行政化・脱官僚化の先頭を走る深圳大学。章学長は人事制度改革こそ大学改革のカギを握っていると強調する。
彼らが権力を乱用していた時、自分は何でも知っていると思っていた。しかし本当は何も分かっていなかった。事実が彼らの誤りを証明している。今、私は楽しく旅行できるが、彼らは鉄柵の世界にいる。
ボラ・ミルティノビッチ・サッカー監督
元中国サッカー協会トップ逮捕の知らせを受けて。ボラ氏は中国代表監督時代、協会幹部から代表に誰を招集しろ、誰を呼ぶなとほのめかされていたという。
(Chinanews)
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