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日本で吹き荒れる反中感情?!「抗日」中国映画、日本公開のめど立たず―中国

2010年10月01日

2010年9月29日、シンガポール華字紙・聯合早報は記事「日中関係の緊張により映画『精武風雲・陳真』は日本市場で公開できない」を掲載した。以下はその抄訳。

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*映画「精武風雲・陳真」の1シーン。

中秋節休暇より、中国本土、台湾、香港で上映が始まった映画「精武風雲・陳真」は、ブルース・リーの「ドラゴン怒りの鉄拳」やジェット・リーの「フィストオブレジェンド」の主役・陳真の後日談。日中戦争期上海で陳真(ドニー・イェン演)属する地下抵抗組織と日本人武術家・力石猛(木幡竜演)率いる日本軍の暗殺組織の戦いを描く。中国本土では公開第1週の興行収入が8000万元(約9億9800万円)に達するなど上々のスタートを切った。

しかし尖閣問題が起きたため、反中感情の激化を恐れた日本の映画会社が配給権を買おうとしない。公開が危ぶまれている。出演した木幡竜も当初、中国本土での宣伝に参加する予定だったが、すべて取り消しとなった。

映画を制作した寰亜公司の担当者・庄澄(ジュアン・チェン)氏は「(ドニー・イェンが出演した)『葉門(イップ・マン)』も日本人と戦う話でしたが、日本で公開できました。私の知るところ、『レッドクリフ』以後、日本市場での中国映画の成績はかんばしくなく、日本の映画会社もあまり積極的に動きを見せていないようです」とコメントしている。

映画「南京!南京!」に出演した木幡竜は、日本人をバカにしたと批判され、日本芸能界に帰れなくなってしまったという。しかし「南京!南京!」の陸川(ルー・チュワン)監督の評価を受け、中国映画界に残る道をえた。「精武風雲・陳真」の成功について聞かれた木幡は、流暢な中国語で「心をこめて演じました。好調な売り上げを光栄に思っています」と返答した。日本で上映できないという問題については「わかりません」とだけ答えている。

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定番記事キターーー!!!

「南京!南京!」の時も「日本じゃ公開できない!反中感情が~~~」とかいう記事が乱舞していましたが、結局、公開決まったし。記事中に制作会社がコメントしている「中国映画はそんなに日本で受けないから」というのが理由のすべてじゃないかと思いますが……。

ちなみにドニー・イェンは、藤原紀香が参加した香港プレミアでこんな「反日パフォーマンスを。

劇中で日本語を使って演じたスー・チーに向かって「日本語で彼女に『あの島は我々のモノだ』って言いなよ」と話した。報道陣は2人に対して政治の話ですか?と質問すると、ドニーは笑いながら、「僕はただラマ島(南丫島、香港の島のひとつ)のことを言っただけ。歴史は歴史、事実は事実」と答えた。さらに、 劇中で日本人役を演じたスー・チーに向かって、「君の心の中は中国人だよね」と話すと、スー・チーは「もちろん、私に流れているのは中国人の血よ」と答えていた。

人気俳優ドニー・イェン(甄子丹)が尖閣諸島問題について言及!? 「あの島は我々のモノ (ブログ「華流 チャイナ日和」より)
ま、それはさておき。「ドラゴン怒りの鉄拳」はもちろん、「フィストオブレジェンド」も何回見たか分からないほど好きなので、本作も結構心待ちにしております。相手役の木幡さんのアクションにも期待しています。映画「南京!南京!」にエクストラとして潜り込んだ時にお見かけしたことがあるのですが(向こうは絶対に忘れているでしょうが)、さすがは元プロボクサー。いい体してました。

・「精武風雲・陳真」の予告編。


*上記引用記事及び写真はレコードチャイナ掲載分を許可を得て転載したものです。

(Chinanews)
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