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中国経済は間もなく崩壊する?!間違え続ける中国経済悲観論者はなぜ絶滅しないのか?―米誌

2010年10月02日

「話は聞かせてもらった!中国経済は破滅する!」

と言い続けては間違えるチャイナ・ベアー(中国経済悲観論者)。素人ながら経済話好きの私にもその素養があることは、認めざるを得ません(笑)。

そうしたチャイナ・ベアーを辛らつに揶揄したのが以下の記事。米国だけではなく、日本にも耳が痛い人は山のようにいるでしょう。


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2010年9月27日、米誌フォーブス・ウェブサイトはGady Epstein氏のコラム「なぜチャイナ・ベアーは絶滅しないのか」を掲載した。10月1日、環球時報が伝えた。以下はその抄訳。

中国の未来に関する議論において、チャイナ・ベアー(中国経済悲観論者)はきわめて生命力が強い生物だ。Michael Pettis享受は「輸出と投資への過度な依存」は中国の消費者の利益を損ね、中国はおそらく第二の日本になると予想している。Victor Shih教授は地方政府のインフラ建設は過剰な借り入れによって実現したもので、持続不可能だと主張。10年近くも前に著書「やがて中国の崩壊がはじまる」を発表したゴードン・チャン氏は、融資によって支えられた成長は、遅かれ早かれ突如崩壊すると見ている。

なるほど「チャイナ・ベアー」の数は決して少なくないようだ。私もかつては中国の投資詐欺を取り上げた「チャイナバブル」、工業の生産過剰問題に着目した「中国は衰退に向かうのか」などを書いてきた。ところがそうした悲観的な予測と裏腹に中国経済は二桁成長を記録。大企業は株主に大きな利益をもたらしてきた。こうした現実はチャイナ・ベアーたちを嘆かせているが、しかしまだ彼らは死に絶えていない。

現在のチャイナ・ベアーたちにはある秘密がある。それは彼らが着目しているのは目前の問題ではなく、ある程度の先の将来だということだ。債務の増加、浪費的な支出、オフィスビルの空室率上昇、不動産価格の暴騰……。こうした問題は確かに存在する。だがそれは中国経済が明日にも崩壊することを意味しているわけではない。閉鎖された貨幣体系の中では、政府は数兆ドルもの資金を注ぎ込むことができるのだ。チャイナ・ベアーの多くは、こうした対策は危機の発生を防止できたとしても長くは続かないと言っている。まさにこうしたロジックがチャイナ・ベアーが絶滅しない原因だ。彼らは明日の予測が外れたとしても、その次の明日が待っていると言い立てる。中国政府は避けられない破滅の到来を遅らせているだけだと。しかし、長年にわたり再三再四、間違え続けてきたでチャイナ・ベアーの信念にもゆらぎが生じているだろう。今、チャイナ・ベアーは生存の危機に立たされている。

*レコードチャイナ掲載記事を許可を得て転載したものです。

(Chinanews)
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