中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2010年10月03日
[社会]ラオスのダム計画、下流に壊滅的打撃か
ラオスが先月22日にメコン川委員会に建設計画を提出したサイニャブリ県の1,260メガワット水力ダムについて、世界自然保護基金(WWF)の大メコンにおける持続可能なインフラストラクチャに関するシニアアドバイザーを務めるマルク=ゴアショ氏は、下流に壊滅的打撃を与えるおそれがあると警告した。
2010年10月01日
カンボジアウォッチ編集部
漁業・生物多様性に大きな被害をもたらすばかりか、河岸の浸食をも引き起こすと懸念されているそうで(ダムを作ると、下流に砂が流れなくなり、だんだん河岸が削れていくということかな)。
※ベトナム・ミトー、メコン川。正に生活の中心に河。
昨年の記事ですが、ダム建設予定地では、体重約200キロにもなる希少な巨大魚メコンオオナマズが発見されています(リンク先に写真あり)。ダムはナマズの回遊を妨げるとして、反対運動も活発化。
※ベトナム。メコン川流域の市場。
文化と風土を育み、人とモノを運び、土を肥やし、魚をもたらしてきた大河メコン。国々をまたぐこの動脈に、血栓の元を作らせるわけにはいかない!ということでしょうか。
※ベトナム・ミトー。
私事ながら、ベトナムはミトーのメコン川最下流域で泳いだことがあります(笑)。数日後、全身に謎の湿疹が出て涙目に(笑)。長い長~い河だけに上流から色んな物が流れてくるせい、なのかな?!
※コブラもいるそうです……。ガンジスじゃないんでやめましょう。