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上海ガニのニセモノ続出!汚いカニも化学薬品で洗えばぴかぴかに―中国

2010年10月05日



上海蟹 / ttanabe


2010年10月4日、揚子晩報は、化学薬品で洗って作り上げたニセモノのブランド上海ガニが出回っていると報じた。中国では俗に「秋風が吹くと、カニの足が太る」という。まさに旬を迎えた上海ガニだが、市場に出回っているブランド品の多くはニセモノだという。以下はその抄訳。

上海ガニといえば、江蘇省蘇州市の陽澄湖産が有名。「大閘蟹」(上海ガニ)といえば、通常、陽澄湖で採れたブランド品を指す。しかし供給に限りがあるため、価格が高騰。実際にはなかなか手に入れることができない高値の花となっている。

汚い河川、湖で育った稲田ガニは残留農薬などが懸念される。また「カニ洗い粉」を使うことでカニは弱ってしまうが、死亡すると腐敗する過程でヒスタミンが発生。食中毒を誘発する。ニセモノをつかまされないように注意する必要もあるが、ニセモノ防止のマークまで大量に偽造されており、見分けることはきわめて困難だという。

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上海ガニと呼ばれるチャイナモズクガニは生命力が強く、いたるところで採れるそうで(最も私が住んでいた天津市では汚染でほぼ死滅したみたいですが……)。しかし、その中でも陽澄湖産の大閘蟹は超高級ブランドで値段が違うようです。関サバみたいなものかな。

同じものなのに値段が違うとなれば、ニセモノが横行するのはもはや必然。本物はなかなか手に入らないようです。「俺はブランド物しか食わねぇ」とかっこつけて、高い値段を払った上で健康まで害したら……と思うと、なんかもう上海ガニ自体を食べる気が失せてきた……。ちゃんと高級店に行けばいいんでしょうけど。

*上記はレコードチャイナ掲載記事を許可の上、転載したものです。

(Chinanews)
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