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麻薬中毒男、2歳の自分の息子の頭部や胴体を包丁で切り刻み死亡させる
各報道によると、7日昼、シーサケート県プラーングー郡の民家内で、麻薬中毒の男(21)が、2歳になる自分の息子の頭部や胴体を細切り包丁で切り刻み死亡させるという事件が発生した。
当時妻(24)は、寺への喜捨用の料理の準備を手伝うために近所の家に出かけており、住民から事件を聞き家に帰った際に、家の中で夫が自分の息子を切り刻んでいるところを見て卒倒し病院に搬送された。
犯人は、有名な観光地・パタヤがあるチョンブリー県に出稼ぎに行った際、薬物にはまったそうで。薬を切らすと暴れ出し、鶏を切り刻んだりと凶暴な奇行に走っていたとか。男が住んでいたシーサート県は、東北の内陸部に位置する田舎。華やかな都会で誘惑に負けてしまったのでしょうか。
タイでは薬物中毒者による犯罪が増加の一途をたどっているとのこと。それもそのはず、治療を受けている薬物中毒患者だけで、2009年時点で10万人超。しかも覚醒剤使用者の比率が高く、世界一との推定もあるそうで。(覚せい剤中毒者、タイが世界一か―タイ通)
Heroin and Syringe / CrashTestAddict
東南アジアのリーディングカントリーとして目覚ましい成長を遂げるタイ。一方で、政治的混乱も続くわ、薬物中毒の拡大が続くわ、と不安定リスクも高まっています。安定した成長を続けられるのかいなか。それはこうした問題をどう解決するかにかかっているんじゃないでしょうか。