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悪夢の黄金週間=ホテルが「間違えて」入れた亜硝酸塩で1人死亡、42人入院―中国・四川省

2010年10月12日

2010年10月8日、四川省カンゼ・チベット族自治州濾定県のホテルで食中毒が発生。宿泊客1人が死亡した。ホテルの食事に使われていた塩が、工業用の亜硝酸塩だったことが原因だった。12日、四川新聞網が伝えた。


海螺沟冰川 / findiver

*濾定県の観光地・海螺溝の氷河。

亜硝酸塩中毒で入院したのは42人。うち34人が宿泊客、8人が従業員、1人が従業員の子ども。11日時点で全員が回復。40人が退院した。2人は死者の家族でホテル側との賠償問題で合意が得られていないため、入院を続けている。

四川省疾病予防管理センターの検査結果によると、ぞうすい、キムチ、麺などの料理や化学調味料、鶏ガラスープなどの調味料から亜硝酸塩が検出された。ぞうすいに含まれていた亜硝酸塩は1キログラムあたり11300ミリグラムという高濃度だった。各人の食事に含まれていた亜硝酸塩は許容量の500倍以上に達したものと見られる。ホテル側は「間違えて工業用の塩を使った」と釈明している。

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工業用の亜硝酸塩は、食塩よりも安いため、「経費削減」に使われるケースが多い。ホテル側の「間違えた♪」という釈明を素直に信じる気にはなれないのですが、当局もその線でおさめようとしているもよう。濾定県海螺溝の氷河は有名らしいので、観光への悪影響を最小限に抑えようとしているのでは、などと疑ってしまったり。

*上記記事はレコードチャイナの許可を得て転載したものです。

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