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2010年10月12日
四川省疾病予防管理センターの検査結果によると、ぞうすい、キムチ、麺などの料理や化学調味料、鶏ガラスープなどの調味料から亜硝酸塩が検出された。ぞうすいに含まれていた亜硝酸塩は1キログラムあたり11300ミリグラムという高濃度だった。各人の食事に含まれていた亜硝酸塩は許容量の500倍以上に達したものと見られる。ホテル側は「間違えて工業用の塩を使った」と釈明している。
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工業用の亜硝酸塩は、食塩よりも安いため、「経費削減」に使われるケースが多い。ホテル側の「間違えた♪」という釈明を素直に信じる気にはなれないのですが、当局もその線でおさめようとしているもよう。濾定県海螺溝の氷河は有名らしいので、観光への悪影響を最小限に抑えようとしているのでは、などと疑ってしまったり。