中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2010年10月15日
愚劣な政策は最終的に愚劣な結果しかもたらさない。不動産業界をぼこぼこに叩いたところで、中国の都市化と住民の住宅という根本的な問題は解決できない。
任志強・華遠集団(不動産企業)総裁
任氏によれば、不動産市場にはまだ本当の回復は訪れておらず、スケープゴート的に叩かれている状態にあるという。
中国医学は科学ではなく、漢方薬のみはまだ検証しうると方舟子は言うが、あまりにも断定しすぎだ。思うに中国医学の総合的医療と「病気になる前に治す」という理念は科学的だ。
鐘南山・中国工程院院士
鐘院士は、「名医は病気になる前に治す」という中国医学の理念をたたえ、現在の医者の多くは「やぶ医者は病気になってから治す」だと笑い飛ばした。
脱線してもいいし、より感覚的に話すほうがいい。これは進歩なのかもしれないが、どうにもぶざまだ。
袁岳・コラムニスト
中国の大学は新年度を迎えたが、各校校長のあいさつが従来のお堅いものから、軽妙なものへと変化したことについて、このようにコメントした。
今後のある段階で、中国のマクロ的な税負担はまだ上昇する必要があり、またその余地が残されている。
肖捷・国家税務総局局長
「中国の税負担は世界ワースト2位」という論に反論して。政府の税収はいまだ公共支出を満たすには足らず、経済成長に応じてGDPに占める税の割合も上がっていくべきだと主張した。
今年2回目の賃上げです。給与が倍になりました。夢にも思ってみなかったことです。
王旭・フォックスコン深圳工場従業員
賃上げの知らせを聞いた王氏は、興奮を隠せないでいた。10月よりフォックスコン深圳工場では試験に合格した従業員の基準給与を月2000元(約2万5000円)に引き上げた。