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<続報>亜硝酸塩中毒は調理人のミス?!怪しすぎる当局発表―中国・四川省

2010年10月16日

事件から1週間でのスピード解決っ!
これで観光客の皆さんも戻ってきてくれるよねっ!

という当局の叫びが聞こえてきそうですが、広州日報のツッコミ炸裂。「調理人が塩と亜硝酸塩を間違えた」というのが当局の主張ですが、先日の検査では化学調味料も亜硝酸塩に汚染されていたと発表されていたわけで。やんわりとではありますが、「調理人も化学調味料では作ってないだろっ!」という広州日報のツッコミが光ります。まあ、亜硝酸塩をすくうのに使ったおたまを化学調味料を入れている袋か器につっこんだというのも十分に考えられますけどね。

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2010年10月14日、四川省カンゼ・チベット族自治州当局は今月8日の亜硝酸塩中毒事件に関する記者会見を開催。ホテルの調理人が亜硝酸塩を食塩のかわりに使用したとの調査報告を発表した。15日、広州日報が伝えた。


海螺沟冰川 / findiver
*濾定県の観光地・海螺溝の氷河。

8日、四川省カンゼ・チベット族自治州濾定県のホテルで食中毒が発生。宿泊客1人が死亡、42人が入院する騒ぎとなった。原因は食事に工業用の亜硝酸塩が使われていたことだった。濾定県の海螺溝は美しい氷河で知られる観光地。10月1日からの国慶節休暇を利用した旅行は、とんだ大惨事となってしまった。

捜査の結果、ホテルが今年2月、肉の発色をよくするための着色料、防腐剤として亜硝酸塩を購入していたことが判明した。10月8日、朝食を作る調理人が間違えて亜硝酸塩を食塩として使用したことで今回の事件が起きたという。当局によると、入院患者36人と死者の遺族との間では若いが成立、賠償金が支払われた。残る6人の被害者(いずれも成都市から来た個人旅行客)とは賠償金額で合意できず、交渉が続いている。

発表では全ての責任は調理人のミスということで説明されたわけだが、なお疑問が残る。四川省疾病予防管理センターが発表した検査報告によると、調理場の化学調味料にも基準値を大きく超える亜硝酸塩が含まれていた。なぜ化学調味料にまで亜硝酸塩が混入したかについては当局は説明していない。


*上記記事はレコードチャイナの許可を得て転載したものです。

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<過去記事>
Kinbricks Now:悪夢の黄金週間=ホテルが「間違えて」入れた亜硝酸塩で1人死亡、42人入院―中国・四川省

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