2010年10月19日、米ラジオ局ボイスオブアメリカ中国語サイトは、記事「瀾滄江でのダム建設により、下流のメコン川自然環境に悪影響」を掲載した。以下はその抄訳。
SAIGON – Mekong Delta / williamcho瀾滄江、すなわちメコン川の中国領内部分では現在、第2のダム建設が予定されている。すでに最初に建設された小湾ダムは、すでに下流に悪影響を与えていると言われているだけに影響が懸念される。中国官制メディアによると、中国はメコン川に計8基のダムを建設する予定。
メコン問題の専門家であるリチャード・クロニン氏によると、2009年末に貯水が始まった小湾ダムは貯水量150億立方メートル。三峡ダムに次ぐ中国第2のダムだという。今年はメコン下流の東南アジア諸国で深刻な干ばつが発生しただけに今後は国際的な水争いが焦点となる。
もし雲南省に再び干ばつが起きダムから水が供給されるようなことがあれば、乾期に再び水不足になることが予想される。東南アジア諸国の農業、水運に大きく影響するばかりか、アマゾン川に次いで豊富なメコンの生物資源を破壊することにもなりかねないという。
*上記記事はレコードチャイナの許可を得て転載したものです。
(Chinanews)
Twitterアカウントはこちら*記事についての情報や間違いなど教えて頂けると大変助かります!コメント欄か、メール(kinbricksnow●gmail.com、●を@に変えてください)でお願いします。<過去記事>
・
Kinbricks Now:自重ぷりーづ!「中国様やりすぎwww」と思わずびびる資料図―ブログ「ゆめみがちサロン」から・
Kinbricks Now:長~いメコンは誰のもの?ラオスのダム建設に専門家が警告―ラオス・
Kinbricks Now:中国の洪水がやばい!広安市に「200年に1度の洪水」、三峡ダムは史上最高水位に(写真あり)・
Kinbricks Now:<本日の動画>クレイジーCUB!!恐怖のホーチミン交通ルポ―ベトナム・ホーチミン