中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2010年10月20日
楽天と中国検索最大手の百度(バイドゥ)の共同出資会社である楽酷天は2010年10月19日、中国での電子ショッピングモール「楽酷天」を開業した。まずは約2000店が出店する。2000店の中には日系企業の関連会社が数多く含まれるという。Yahoo!Japanが中国EC最大手・アリババと手を組み中国市場に進出したのに続いて(過去記事)、今度は楽天が中国検索最大手・百度と連携し、中国に進出。「楽酷天」という酷たらしい名前になってしまったのは、中国語で「楽天」はロッテになってしまうからかと。(笑)
楽天が中国モール「楽酷天」を開業 - ニュース:ITpro
Chinanews(以下、C):どうでしたか?というわけで、オープン初日にお買い物したSさんのリポートでした。決済はクレジットカードに加えライバルのタオバオを経営するアリババの決済サービス・支付宝も使えるし、百度の百付宝も使えるとのこと(ショップによって違うもよう)。配送方法もほぼ一緒なので、タオバオを使っている中国人ユーザーからすると敷居は低いようです。楽天、相当に研究を重ねてきたという感じでしょうか。
S:いつもタオバオを使っているから、最初は操作にとまどったよ。でも慣れたら大丈夫。デザインとかタオバオと似ているし(笑)。カラフルなデザインはいいんじゃない?サイトも軽かったよ。
C:ほうほう。機能的には満足と?
S:タオバオはトレンド情報とか便利な機能も多いから、その辺はちょっとね(売り上げランキングとか設置されていたが、まだ未稼働のもよう。タオパオをまねたタイムセール「秒殺」も設置されていたが、激安というほどではなく、まだまだ機能していない感じ)。
C:品揃えとかは?
S:全然少ないよ。タオバオはすっごい種類が豊富だもんね。ニセモノとか置いてないみたい。ショートブーツが1000元(約1万2300円)以上の品がほとんど。ムリムリ~(日本語、Sさんの口癖です)。
C:じゃ、高いと?
S:安い物もあるね。コンバースのスニーカー買っちゃった(こちら)。139元(約1710円)。本物なら相当安いよ。実店舗の半額、タオバオと比べても3割安いぐらいかな。
C:本物なの?
S:オープン初日だからまだニセモノ出てないよっていったのは、Cさんじゃん(笑)。正直わからない。
C:そうだった(笑)。買い物したってことだけど、今後も使う?それともタオパオに戻る?
S:ニセモノが出回るようになったら、後は値段次第だよねー。見比べて決めるよ!
C:なるほど。ありがとう。