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【最速リポート】楽天中国オープン=80後中国ギャルがお買い物してみた

2010年10月20日

楽天と中国検索最大手の百度(バイドゥ)の共同出資会社である楽酷天は2010年10月19日、中国での電子ショッピングモール「楽酷天」を開業した。まずは約2000店が出店する。2000店の中には日系企業の関連会社が数多く含まれるという。
楽天が中国モール「楽酷天」を開業 - ニュース:ITpro
Yahoo!Japanが中国EC最大手・アリババと手を組み中国市場に進出したのに続いて(過去記事)、今度は楽天が中国検索最大手・百度と連携し、中国に進出。「楽酷天」という酷たらしい名前になってしまったのは、中国語で「楽天」はロッテになってしまうからかと。(笑)

報道も多いですし、いろんな切り口があると思うのですが、中国人向けサービスということで、実際に中国人の友人にリポートしてもらうことにしました。登場するのは「反日感情燃えたぎってますか?中国のギャルに聞いてみた―中国人民は日中対立をどう見ているのか?<1>」でもご協力いただいたSさん。「80後」(1980年代)のファッション大好きギャルのリポートをどうぞっ!

20100930_diaoyu

Chinanews(以下、C):どうでしたか?

S:いつもタオバオを使っているから、最初は操作にとまどったよ。でも慣れたら大丈夫。デザインとかタオバオと似ているし(笑)。カラフルなデザインはいいんじゃない?サイトも軽かったよ。

C:ほうほう。機能的には満足と?

S:タオバオはトレンド情報とか便利な機能も多いから、その辺はちょっとね(売り上げランキングとか設置されていたが、まだ未稼働のもよう。タオパオをまねたタイムセール「秒殺」も設置されていたが、激安というほどではなく、まだまだ機能していない感じ)。

C:品揃えとかは?

S:全然少ないよ。タオバオはすっごい種類が豊富だもんね。ニセモノとか置いてないみたい。ショートブーツが1000元(約1万2300円)以上の品がほとんど。ムリムリ~(日本語、Sさんの口癖です)。

C:じゃ、高いと?

S:安い物もあるね。コンバースのスニーカー買っちゃった(こちら)。139元(約1710円)。本物なら相当安いよ。実店舗の半額、タオバオと比べても3割安いぐらいかな。

C:本物なの?

S:オープン初日だからまだニセモノ出てないよっていったのは、Cさんじゃん(笑)。正直わからない。

C:そうだった(笑)。買い物したってことだけど、今後も使う?それともタオパオに戻る?

S:ニセモノが出回るようになったら、後は値段次第だよねー。見比べて決めるよ!

C:なるほど。ありがとう。
というわけで、オープン初日にお買い物したSさんのリポートでした。決済はクレジットカードに加えライバルのタオバオを経営するアリババの決済サービス・支付宝も使えるし、百度の百付宝も使えるとのこと(ショップによって違うもよう)。配送方法もほぼ一緒なので、タオバオを使っている中国人ユーザーからすると敷居は低いようです。楽天、相当に研究を重ねてきたという感じでしょうか。

ただ、逆にいうと、それだけ特徴がないとも言えます。日本企業関連のショップも確かに多いですが、タオバオでも買えるしね。すでに王者が存在する市場だけに切り崩しはできるのかな。楽天自身が物を売っているわけではないので、値引き攻勢にも限界があるんじゃないかと。「絶対にニセモノがない」といった信頼性を確保できれば勝機はあるような気がしますが、そんなことムリだしね-。

Sさんが買ったコンバースが届いたころにまた話を聞くつもりです。あと、楽天のメルマガ攻勢が中国でも健在なのかも聞きたいところです(笑)。


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<過去記事>
Kinbricks Now:「ニセモノ王国」中国ならでは?!ネットショップの悩み=お客に本物と信じてもらうためには?!

Kinbricks Now:「中国ネット市場」という巨大なパイ=分け前目指すバトルは「決済サービス」に飛び火

Kinbricks Now:在宅でショップ店員になれる?!B2C最大手タオバオの新サービスが働き方を変える……といいなぁ

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