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中華タバコの重金属汚染、原因は土壌=ってことは農作物全てがヤヴァイぜ

2010年10月21日

2010年10月20日、中国青年報は記事「中国タバコに重金属=農業自然システムの安全問題を暴露」を掲載した。以下はその抄訳。

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*おみやげにもらった中華タバコ各種

米ロズウェルパーク癌研究所研究員は中国製タバコ13ブランドを分析した結果、重金属の含有量がカナダ製タバコ2~3倍に達すると発表した。含まれていたのはヒ素、カドミウム、鉛。いずれも人体に悪影響がある物質だ。

この研究結果は米健康政策誌『タバコ・コントロール』で発表されたが、中国タバコ業界にとてはまぎれもなく悪いニュース。年2兆本以上のタバコが製造され、3億5000万人の喫煙者を有する中国では、喫煙及び副流煙によって生じた病気で年間110万人が死亡しているとも見られている。

メラミン汚染粉ミルク事件事件級の衝撃をもたらす情報だが、しかしこの重金属は人為的に添加されたものではなく、中国の土壌に存在するもの。タバコだけではなく、他の野菜もまた土壌から重金属という名の「毒素」を吸い上げている。

土壌の重金属汚染は化学肥料の過剰試用が原因の一つと考えられている。しかし有機肥料を使っても、重金属汚染から逃れることはできない。一部小規模農家では、ニワトリやブタの飼料にはヒ素を含む薬が加えられているためだ。寄生虫対策、さらには肉の赤身を増すことが目的だ。

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10月1日から値上がりした日本のタバコ。今は買い置きで生き抜いておりますが、なくなったら中華タバコでも買い込んできて凌ごうかな(←脱税ダメ、絶対!)などと考えていたのですが、この重金属汚染の話を見るとげんなりしていしまいますね。高温で熱して吸うだけに、普通の食事とかよりも害が大きいのではなどという意見もあったり。

残留農薬の問題は農民への教育などが進むにつれ改善されていくと思うのですが、一度重金属に汚染された土壌はちょっとやそっとじゃ元にもどらないでしょう。すでに全耕地の20%が汚染されているという調査結果も。対策としては、土壌の洗浄、薬品による安定化などいろんな方法が研究されているようですが、コスト的に使い物になるものはまだ聞いたことがないですね。

イスカンダル製コスモクリーナーみたいな夢のアイテムが欲しい(笑)。


*上記記事はレコードチャイナの許可を得て転載したものです。

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