中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2010年10月21日
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※旧国旗
旧国旗にあった、青地の中にある「歯車の上に稲穂」のデザインが無くなっています。これらは社会主義の象徴として、農民を表す稲穂と工業化推進と労働者の象徴である歯車を組み合わせたものでした。
それを取り囲む14の星は、ミャンマーの14の地域を表しており、白は純潔と美徳、青は平和と高潔、赤は勇気と団結を象徴していたそうです。多民族国家ミャンマーの国旗から地域統合のシンボルが消えるのはなんだか穏やかではない気もします。
変わりに社会主義の象徴として多く使われる五芒星は入りましたが、下地がやけにポップな印象。う~ん、このカラーリングの三色旗だと、何だかアフリカ的な感じがしますね。エチオピアやセネガルの国旗に似ているかなと。
※エチオピア
※セネガル
ちなみにこれが1974年まで使用されていたビルマ国旗。
※ビルマ
これはアウンサン・スーチー率いる国民民主連盟(NLD)の旗です。
※国民民主連盟(NLD)
混迷を深めるミャンマー政治情勢。後、何回国旗が差し替えられますかね?