中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2010年10月22日
また意外な場所でノーベル平和賞受賞に関する多くの議論があったことも取り上げた。さらに今年8月、温家宝首相が市民の政府を批判する自由をより大きくするべきと発言したことを高く評価し、中国の「変化の姿勢」が見えたと分析している。
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劉暁波ノーベル平和賞受賞後、街に繰り出して祝宴を開いていた民主改革派ツイ民を拘束。
5中全会前に民主改革ネタ中心のネット掲示板「1984」を閉鎖。フィナンシャルタイムズ中国語版など一部サイトへのアクセスを封鎖。
反日デモを実況した中国ツイ民を探し当て説教。
中国のネット検閲、情報検閲についてはよく知っていたつもりの自分でもびっくりするような事件が立て続けに起きる中、米大使はなんと「中国には変化のきざしが見られるよ」と発言するとは。大使の発言にも驚かされました。
しっかし、このハンツマン大使、ただものではありません。「洪博培」という中国名を持ち、中国人孤児を養子に引き取り、中国語を流暢に操る知中派。しかも、伝統的な外交ルートのみならず、新たに台頭してきた中国ネット界のオピニオンリーダーとも積極的にコンタクトをとっているそうで。
米大使館は毎月、中国ブロガーを館内に招いてミーティングを行っています。そして、大統領が訪中する前にクリントン長官が訪中した際にも、大使館は2回のそんなハンツマン大使の発言だけに激しく気になるところであります。
ミーティングを開きました。一つは伝統なメディア向け、もうひとつはブロガーを集めたミーティング。そしてブロガーたちはミーティングの最中にその様子を
ツイッター上に生中継した。そんなふうにこれまで数年間、アメリカはインターネットを公共外交にうまく利用してきた。
[JMM]「安替:ネットメディア外交のスゝメ」大陸の風-現地メディアに見る中国社会/ふるまいよしこ