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<怖い中国事情>中華料理=ドーピング?中国で豚肉食べた選手、ドーピング検査で陽性に

2010年10月27日

2010年10月26日、中国網は、尿検査で興奮剤が検出され出場停止処分を受けた独卓球選手が、中国で塩酸クレンブテロール入りの豚肉を食べたと申し立て、処分を撤回されたと報じた。以下はその抄訳。


猪!~ / ♥ Jaye


今年8月末、卓球中国オープンに参加した独代表のドミトリ・オフチャロフ選手は、尿検査で塩酸クレンブテロールが検出され、出場停止処分を受けた。まだ22歳のドイツの新星は、原因を中国で食べた豚肉にあると結論づけている。

塩酸クレンブテロール(中国では「痩肉精」との俗称で知られる)は気管支拡張剤として用いられる薬品。興奮剤として用いられることもあり、ドーピング検査の対象となっている。また豚に投与すると、肉の赤身が増し、おいしそうに見えるという。中国では20世紀末から広く用いられるようになったが、多量に摂取したため中毒症状を起こした被害者も多数存在する。

当初、オフチャロフ選手には2年間の出場停止処分を言い渡されたが、頭髪からは塩酸クレンブテロールが検出されず長期利用した痕跡はないこと、中国オープンに同行したコーチからも同薬品が検出され、中国での食事が原因である可能性が高いことを申し立てたことにより、処分は撤回された。

6か月以上の出場停止処分が科せられると、次回の五輪出場資格が失われる。九死に一生を得た若きエースは、「中国にいってももう二度と肉は食べません」と話している。

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「痩肉精」については福島香織さんのブログ「北京東京趣聞博客」のエントリー「民以何食為天 食の安全学?」に詳しいです。しっかし、あれほど大問題になったのに、まだ「痩肉精」使われているんですね、びっくり。卓球選手は中国に行く機会が多いでしょうから大変ですね。街でB級グルメを楽しむとかは御法度ですね。愛ちゃん、気をつけるんだよー。

*上記記事はレコードチャイナの許可を得て転載したものです。


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